プロデビュー以来54連勝のワンヘンの決断を海外メディア報道 ボクシングのWBC世界ミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)が、現役引退を表明した。元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)の50連勝を超え、デビュー以来54勝無敗を…

プロデビュー以来54連勝のワンヘンの決断を海外メディア報道

 ボクシングのWBC世界ミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)が、現役引退を表明した。元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)の50連勝を超え、デビュー以来54勝無敗を誇っていた。防衛12度の王者の決断を海外メディアも報じている。

 34歳のワンヘンは2007年にプロデビュー。2014年11月に当時のWBC同級王者オズワルド・ノボア(メキシコ)にTKO勝ちし、王座に就いた。その後は防衛を重ね、2018年8月にはペドロ・タドゥラン(フィリピン)に勝利。V10を達成するとともに、メイウェザーの記録を更新する51連勝をマークした。その後、防衛は12度、連勝は54まで伸ばしている。

 米専門誌「ザ・リング」は「54勝0敗の世界記録を持つワンヘン・ミナヨーティンが現役引退を発表した」と見出しを打って記事を掲載。ワンヘンについて「4月25日のマルコ・ジョン・レメンティゾとの戦いで米国デビューを果たすところだった。しかし、カルフォルニア州のインディオで行われるはずだったこの試合は新型コロナウイルスの影響で中止となっていた」と紹介している。

 英紙「ザ・サン」によると、ワンヘンは自身のSNSで「ボクシングをやめることを決めた。自分の体のことは自分が1番よく知っている。みんなお金が必要だが、私は自分の体を健康な状態することを優先したい。私をサポートしてくれた人々に祝福を。私に力を与えてくれた全ての人に感謝する」と語っているという。(THE ANSWER編集部)