インテルのアントニオ・コンテ監督が試合を振り返っている。クラブ公式サイトが伝えた。 新型コロナウイルスの影響による約3カ月間の中断を経て、ようやく再開したセリエA。中断前の時点で首位ユベントスを勝ち点9差で追いかけ、2位ラツィオとも6ポイン…

インテルのアントニオ・コンテ監督が試合を振り返っている。クラブ公式サイトが伝えた。

新型コロナウイルスの影響による約3カ月間の中断を経て、ようやく再開したセリエA。中断前の時点で首位ユベントスを勝ち点9差で追いかけ、2位ラツィオとも6ポイント差の3位インテルは21日に行われた第25節でサンプドリアと対戦した。

10分にベルギー代表FWロメル・ルカクのゴールで先制したインテルは続く33分にアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが追加点。後半の立ち上がりに反撃を許したが、逃げ切り、首位ユベントスとの勝ち点差を「6」に縮めている。

しかし、試合後のコンテ監督は「もっと早い段階で試合を終わらせるべきだった」と課題を口に。「ナポリ戦もかなりチャンスを作ったが、ミスにより、1-1で終わってしまった。今日も多くのチャンスがありながら、なかなか試合を決められなかった。もっともっと冷静にならなければ」と述べ、改善の必要性を説いた。

「まだ12試合もある。これ以上、追いかける立場で足元をすくわれるわけにいかない。後半の立ち上がりに3-0にできる大きなチャンスが2つもあったが、逆にCKから失点してしまった。戦術的にも、フィジカル的にも、ハードなトレーニングをやってきたわけだから、チャンスをモノにしたい」

「今夜のゲームや、この前のナポリ戦からどこがまずかったのかを見つめ、成長の糧にしてもらいたい。トロフィーの獲得を目指すのなら、スポーツ的な意味でもっと冷酷にならないとダメだ」

「選手たちの働きに満足しているが、何かしらを成し遂げたいのなら、ボールを持っているとき、相手にボールを持たれているときの両方でより一層の覚悟が必要。選手たちを信頼しているが、まだまだすべきことがある」

「最後までユベントスとラツィオを苦しめたい思いで、勝利のメンタリティを養っているところ。それこそ今、最も重要だ。コッパ・イタリアでももっと良い結果を手にできたはずで、残念だった。今の我々は悔いのない形で今季を終えるべく、残る12試合で全てを出し切らないといけない」