スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―ネリのTKOに米メディア賛辞 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しを見せ、緊急事態宣言も全面解除された。それでも、多くのスポーツイベントが完全に再開するまで、しばらく時間がかかる。スポーツロ…

スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―ネリのTKOに米メディア賛辞

 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しを見せ、緊急事態宣言も全面解除された。それでも、多くのスポーツイベントが完全に再開するまで、しばらく時間がかかる。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回はボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)だ。昨年3月、バンタム級10回戦で元IBF世界スーパーフライ級王者のマクジョー・アローヨ(プエルトリコ)に4回終了TKO勝ち。実に4度奪ったダウンを米メディアが動画付きで公開し、賛辞を送っていた。

 お騒がせ男が圧勝で米デビューを飾った。2回に左アッパーで1度目のダウンを奪うと、3回には連打からの左、4回にはロープ際の猛ラッシュで2度のダウンを奪い、ワンサイドゲームでTKO勝ち。デビューからの連勝を「29」に伸ばした。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツPBC」公式ツイッターは4度のダウンシーンすべてを動画付きで公開。「なんてデビューだ、ネリ。4度のダウン、そしてTKO。ルイス・ネリが私たちに(実力を)知らしめた」と絶賛のコメントを添えていた。

 また、米プロモート大手「PBC」公式ツイッターは「米国デビュー戦でルイス・ネリは堅実そうだ」、米放送局「ITVボクシング」も「ルイス・ネリはとてもパワフルに見える」とレポートし、ネリの米デビュー戦に脚光を浴びせていた。

 ネリは18年3月に山中慎介とのWBC世界タイトル戦の前日計量で体重超過。王座を剥奪され、6か月の出場停止処分に。厳しい目に晒されながら、同10月に再起戦を行い、これが3戦目。ブランクの影響を感じさせずに勝利を収めていた。(THE ANSWER編集部)