タイソンが語った内容をロシアメディアが報道 ボクシングの元ヘビー級3団体統一王者マイク・タイソン氏(米国)。エキシビションマッチで復帰が取り沙汰されているレジェンドは、米最大の総合格闘技「UFC」の現世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ…

タイソンが語った内容をロシアメディアが報道

 ボクシングの元ヘビー級3団体統一王者マイク・タイソン氏(米国)。エキシビションマッチで復帰が取り沙汰されているレジェンドは、米最大の総合格闘技「UFC」の現世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ(米国)のファイトマネー問題に言及しているようだ。海外メディアが2人のやり取りを報じている。

 ロシア放送局「ロシアトゥデー」は「ジョーンズはUFCとファイトマネーを巡って揉めている。金銭面について合意が得られなかった場合、彼は205ポンドのタイトルを返上し、この競技から引退することを示唆している」と、記事でジョーンズとUFCの間に生じている問題を報じている。

 同メディアによると、ジョーンズはヘビー級で活躍しているフランシス・ガヌー(カメルーン)との対戦に興味を示していたが、UFCにより対戦の話は流れてしまったという。これに言及したのがタイソンだった。

 記事によると、タイソンは米総合格闘技サイト「FightHype.com」のインスタグラムのライブ配信で「UFCは人気競技だが、ボクシング選手と同等の収入を得ていないという状況を説明した」とされ、以下のように話したという。

「聞いてくれ。UFCはボクシングより人気だよね? なのに、UFC選手はトップレベルのボクサーより稼いではいないんだ。1億ドルを稼ぐために、コナーはフロイドと戦わなくてはいけなかった。ジョン・ジョーンズももし大金を得たいのなら、俺と戦うくらいしないといけないだろう」

ジョーンズはタイソンに敬意「もし本当に契約が結ばれても…」

 人気が高まっているUFCのファイトマネー問題について、タイソンはボクシングの5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)とコナー・マクレガー(アイルランド)の試合を例に挙げて言及したという。

 これに対し、ジョーンズは自身のツイッターで「聞いています」とタイソンに向けてツイート。その後、インスタグラムでこうつづっている。

「もし本当にあなたとオクタゴンで戦うという契約が結ばれたら戦います。でも私はあなたを尊敬しているので、あなたを傷つけないということを約束します」

 2人が対戦する可能性は限りなく低く、今回のやり取りはビッグマッチでなければ大金が得られないということに言及したものだと考えられる。尊敬するタイソンに問題を取り上げられたジョーンズは、レジェンドへ最大限の敬意を払っているようだ。(THE ANSWER編集部)