インテルは21日、セリエA第25節延期分でサンプドリアと対戦し、2-1で勝利した。サンプドリアの日本代表DF吉田麻也はフル出場した。 新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックによる長期中断を経て、約3カ月半ぶりの再開とな…
インテルは21日、セリエA第25節延期分でサンプドリアと対戦し、2-1で勝利した。サンプドリアの日本代表DF吉田麻也はフル出場した。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックによる長期中断を経て、約3カ月半ぶりの再開となったセリエA。
中断前の時点で3位だったインテル(勝ち点54)が、降格圏と勝ち点差1の16位に低迷するサンプドリア(勝ち点26)をホームに迎えた一戦。インテルは、13日に行われたコッパ・イタリア準決勝のナポリ戦から先発を1人変更。ブロゾビッチに代えてガリアルディーニを先発で起用した。
吉田が3バックの一角で先発したサンプドリアに対し、インテルは試合開始早々に決定機を迎える。2分、バレッラのロングパスでボックス右深くまで侵入したカンドレーバが折り返しを供給。ニアに走り込んだラウタロ・マルティネスがスルーしたボールを最後はエリクセンが流し込んだ。
このゴールでインテルの先制かと思われたが、右サイドを抜け出したカンドレーバのポジションでオフサイドを取られ、このゴールは取り消された。
それでも攻勢を続けるインテルは10分、ボックス手前でラウタロのヒールパスを受けたルカクが、ボックス内のエリクセンとのワンツーでゴール前まで侵入すると、冷静にシュートをゴール右隅に流し込んだ。
先制点で勢いづくインテルは33分、右サイド高い位置でボールキープしたルカクのパスをボックス右に駆け上がったカンドレーバがダイレクトで折り返す。これをゴール前でフリーのラウタロが難なく流し込み、インテルが追加点を奪った。
その後も押し気味に試合を進めるインテルは、サンプドリアの枠内シュート0本に抑え、前半を終わらせた。
迎えた後半、先にスコアを動かしたのは2点を追うサンプドリア。53分、ショートコーナーを受けたガストン・ラミレスの左クロスをコリーがヘディングシュート。これはクロスバーに弾かれるも、こぼれ球をゴール前のトールスビーが押し込んだ。
膠着状態が続く中、インテルは73分にヤングとカンドレーバを下げてビラギとモーゼスを投入。さらに79分にエリクセンを下げてボルハ・バレロ、83分にラウタロを下げてサンチェスをピッチに送り出した。
すると89分、インテルはボックス手前でボールを受けたルカクが右に展開すると、ボックス右に駆け上がったモーゼスがワントラップからシュート。しかし、これは枠に上に外れた。
結局、試合はそのまま2-1で終了。後半苦戦もルカクとラウタロのゴールで逃げ切ったインテルが、約4カ月ぶりとなるジュゼッペ・メアッツァでの試合を勝利で飾った。