レアル・マドリーは21日、ラ・リーガ第30節でソシエダと対戦し、1-2で勝利した。 再開後2連勝と好調のマドリー。前節はアウェイでは引き分けとなっていたバレンシアと対戦し3-0で快勝。ベンゼマが2得点の活躍を披露した。勝てば首位浮上となる今…
レアル・マドリーは21日、ラ・リーガ第30節でソシエダと対戦し、1-2で勝利した。
再開後2連勝と好調のマドリー。前節はアウェイでは引き分けとなっていたバレンシアと対戦し3-0で快勝。ベンゼマが2得点の活躍を披露した。勝てば首位浮上となる今節は、ハメス・ロドリゲスが昨年10月19日以来のリーグ戦出場を果たした。
試合はマドリーが優位に進めるものの、なかなか鋭さのある攻撃を展開できない時間が続く。左ウイングで起用されたヴィニシウスが何度かドリブル突破を図るも空振りに終わってしまう。
中盤での潰し合いが目立つ中、21分に相手に肘打ちしてしまったカゼミロにイエローカード。これで累計10枚となり、次節のマジョルカ戦は出場できなくなった。
マドリーに大きなチャンスが訪れたのは34分のこと。ピッチ中央からバルベルデがボールを持ってカウンターへ。右にヴィニシウスを囮に左のベンゼマへ供給すると、ベンゼマはチェックを外して左足シュート。しかし、このシュートはGKの正面へ飛んでしまった。
ゴールレスで迎えた後半、前半同様にヴィニシウスが個の力で突破を試みる。すると、左サイドから緩急で相手をはがし、ボックス内でさらに1人を股抜きでかわしたところで転倒。主審はこれをD・ジョレンテが倒したとしてPKと判断。VARでは触れていないように見えたが、判定は覆らず、セルヒオ・ラモスが冷静に沈めてマドリーが先制した。
しかしその10分後、セルヒオ・ラモスがヒザを負傷しピッチを後に。代わりにミリトンが起用された。
ソシエダもオヤルサバルを下げてヤヌザイを投入すると68分、右CKを短く繫ぎ、ボックス手前のヤヌザイに供給。左足を振り抜きGKクルトワの守るゴールニアを貫いたが、オフサイドポジションにいた味方がGKの守備妨害をしたとみなされ、ゴールは認められなかった。
納得のいかないソシエダ陣営を尻目にマドリーは70分、バルベルデが右から上げたクロスをベンゼマがトラップしシュートを突き刺す。ソシエダはトラップの際にボール腕に当たったとして抗議したが、こちらはVARで確認した結果、腕ではなく肩だったとしてそのままゴールとなった。
ソシエダにとっては厳しい判定が続く中、80分に一度に3枚の交代カードを切る。するとその3分後、この交代で入ったロペスが右サイドからクロスを上げると、同じタイミングでピッチに立ったウィリアン・ジョゼが潰れ役となり背後のメリノへ。フリーでボールを持ったメリノはボックス左からシュートを叩き込み、1点差に詰め寄った。
しかし、ソシエダの反撃はここまで。逃げ切りに成功したマドリーが勝ち点3を積み重ねて、バルセロナを抜いて首位に浮上した。