チェルシーは21日、プレミアリーグ第30節でアストン・ビラと対戦し、1-2で勝利した。 3カ月の中断期間を経て、今月17日に再開したプレミアリーグ。チェルシーにとって前節のエバートン戦から105日ぶりの公式戦となる今節は、降格圏に沈むアスト…
チェルシーは21日、プレミアリーグ第30節でアストン・ビラと対戦し、1-2で勝利した。
3カ月の中断期間を経て、今月17日に再開したプレミアリーグ。チェルシーにとって前節のエバートン戦から105日ぶりの公式戦となる今節は、降格圏に沈むアストン・ビラと対戦。昨年12月4日にホームで行われた同カードでは、エイブラハムとマウントの若い力が躍動し2-1で勝利している。
今回のスタメンには、先日に契約延長が発表されたジルーや、一方で退団が予想されているウィリアンが起用された。その中で最も注目を浴びたのはロフタス=チークの先発出場。同選手は今季のプレシーズンマッチでアキレス腱断裂の大ケガを負い長期離脱を強いられていた。
ファーストシュートはトップチームでは今季初出場となったそのロフタス=チーク。4分に右サイドから上がったクロスを頭で合わせたがシュートは大きく外れた。
その後もマウントが惜しいシュートを放つなど優勢を続けるチェルシーだが、アタッキングサードでのクオリティを欠き、なかなかネットを揺らせない。前半の最も惜しいシーンとなったのは39分、右からドリブルで切り込んだマウントがゴール前にクロスを供給。ロフタス=チークが飛び込むも、数センチ届かなかった。
ゴールレスで終えるかに思われた前半43分、アストン・ビラが数少ないチャンスをモノにする。FKで敵陣中央からリスタートし、ドウグラス・ルイスがボックス手前右からクロスを供給。これにオフサイドラインから上手く飛び出したホースが合わせると、一度はGKケパに防がれてしまうものの、こぼれ球を押し込んで先制に成功した。
後半も今一つなチェルシーは、55分にロフタス=チークとコバチッチを下げてバークリーとプリシッチを投入。すると60分、右サイドのアスピリクエタのクロスに大外から飛び込んだプリシッチが合わせて同点に。
空振りばかりだったクロスから得点が生まれたチェルシーはさらにその2分後、マウントを起点にジルーのポストプレーで密集地帯へ切り込むと、左に流れていたアスピリクエタを経由して再びジルーへボールが渡る。ボックス中央で受けたジルーは反転して右足を振り抜くと、相手に当たってゴールイン。わずか2分で逆転に成功した。
80分に殊勲のジルーを下げてエイブラハムを投入。対するアストン・ビラはマッギンを下げてジョタをピッチに送ると、その直後にジョタにビッグチャンス。左からのパスをシュートに繋げたが、惜しくも右に逸れた。
終了間際にチェルシーは危険な位置でFKを与えてしまうが、途中出場トレゼゲのシュートはGKケパの正面に。
ここで試合終了の笛が鳴り、チェルシーは再開初戦で逆転勝利を収めた。