エバートンに所属するブラジル代表FWリシャルリソン(23)は、今シーズンにバルセロナとマンチェスター・ユナイテッドからオファーが届いていたことを明かした。イギリス『ミラー』が伝えている。 2018年にワトフォードから加入したリシャルリソンは…
エバートンに所属するブラジル代表FWリシャルリソン(23)は、今シーズンにバルセロナとマンチェスター・ユナイテッドからオファーが届いていたことを明かした。イギリス『ミラー』が伝えている。
2018年にワトフォードから加入したリシャルリソンは、2シーズン連続でプレミアリーグ二桁ゴールを記録するなど、エースストライカーとして活躍。また、ブラジル代表にも定着しており、昨夏あたりからビッグクラブからの関心も盛んに伝えられている。
昨年12月にはエバートンと2024年までの新契約にサインしたことで、去就に関する憶測は収まるかに思われた。だが、今冬の移籍市場では以前からウルグアイ代表FWルイス・スアレスの後継者を探すバルセロナが、8500万ポンド(約112億円)の高額オファーを掲示したとの報道が出ていた。
当時、エバートンが報道を否定したことで、噂は立ち消えとなっていたが、リシャルリソンはYoutubeチャンネル『Desimpedidos』のインタビューでバルセロナからのオファーが事実だったことを明かした。
「シーズン中に、バルセロナやマンチェスター(・ユナイテッド)からオファーが届いていたんだ」
「だけど、クラブは僕の残留を望んでいたし、自分自身シーズン途中でクラブを去ることを望んでいなかった。そういった形でチームメイトと別れるのは良くないと思っていたしね」
エバートンの姿勢に加え、自身がシーズン中の移籍を望まなかったことが、移籍が実現しなかった理由であることを説明したブラジル代表FWだが、やはりバルセロナからのオファーは嬉しかったようだ。
「もちろん、バルセロナのような世界で最も素晴らしいクラブのひとつからのオファーに衝撃を受けたよ。だけど、そこで幸せを感じられるかどうかが僕にとっては重要なことなんだ」
シーズン途中というタイミングを考慮し、今冬の移籍のチャンスを見送る形となったリシャルリソンだが、コロナ禍で今夏以降は高額移籍が実現しづらい状況となっており、今回の決断が今後のキャリアに影響を及ぼす可能性もありそうだ。