ローマ市内で強盗未遂事件に遭っていたローマのイタリア代表MFブライアン・クリスタンテだが、実際は強烈なパンチで犯人の1人を撃退していたようだ。 クリスタンテは19日に本拠地スタディオ・オリンピコ近郊のプラーティ地区を車で走行していた際、フル…
ローマ市内で強盗未遂事件に遭っていたローマのイタリア代表MFブライアン・クリスタンテだが、実際は強烈なパンチで犯人の1人を撃退していたようだ。
クリスタンテは19日に本拠地スタディオ・オリンピコ近郊のプラーティ地区を車で走行していた際、フルフェイスのヘルメットを着用した2人の強盗に襲われ、身に着けていた『ロレックス』の高級時計を渡すように迫られていた。
今回、クリスタンテはイタリア『Il Messaggero』で事件の詳細を説明。既報では自力で車を降りて周囲に助けを求め、偶然現場に居合わせた非番の警官によって保護されたとされていたが、実際は自身が犯人の1人を撃退していたことを明かした。
「プラーティ地区の信号で停車していたときに、フルフェイスのヘルメットを被った男が開いていた窓から手を差し込んできて強盗を試みていたんだ」
「本当に一瞬の出来事だったよ。恐らく、犯人はしばらくの間、僕の車を尾行していたようだった。ただ、状況を理解してすぐに相手のヘルメットに2発のパンチを見舞ってやったよ」
「思い切り殴ったからヘルメットにはヒビが入り、犯人は後ろに倒れたんだ。その後、共犯の男がすぐにやってきて倒れた犯人を引き連れて現場から逃げていたんだ」
犯人が拳銃や刃物などの凶器を持っていた場合、下手な抵抗は非常に危険な行為だが、180cm代後半の大柄な体躯に加え、中盤でのバトルを得意とするクリスタンテの勇気のある行動は、今回に限って奏功したようだ。