これまでのサッカー界では、数多のスター選手が生まれ、サポーターたちを興奮の渦へと導いてきた。今回の企画『往年のレジェンド』では、さまざまなクラブの歴史を彩ってきた名選手たちを紹介していく。 今回は、現在はチェルシーの監督を務める元イングラン…
これまでのサッカー界では、数多のスター選手が生まれ、サポーターたちを興奮の渦へと導いてきた。今回の企画『往年のレジェンド』では、さまざまなクラブの歴史を彩ってきた名選手たちを紹介していく。
今回は、現在はチェルシーの監督を務める元イングランド代表MFのフランク・ランパード氏だ。
ウェストハム下部組織出身のランパード氏は、2001年夏からチェルシーでプレー。チェルシー在籍13年間で公式戦648試合211ゴールを記録し、3度のプレミアリーグ、4度のFAカップ、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグなど数々のタイトル獲得に貢献した。
チェルシー退団の2014年夏以降は、マンチェスター・シティでのプレーを経て、2015年夏からニューヨーク・シティに加入し、キャリア最後はアメリカで過ごした。
また、代表キャリアにおいては1999年10月にイングランド代表デビュー。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)出場こそ逃したが、2006年のドイツ大会から3大会連続でメンバー入りを果たした。2014年に代表から退くまで106試合(29ゴール)に出場している。
2016年の現役引退後、2018年夏にダービー・カウンティの監督に就任。昨シーズンはEFLカップで恩師ジョゼ・モウリーニョ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドを下し、4回戦でチェルシーと対戦。敗れはしたものの3-2で予想を大きく上回る善戦を繰り広げた。
そして、2019年7月にチェルシーの監督に就任することが発表され、5年ぶりにスタンフォード・ブリッジに指揮官として帰還した。
補強禁止処分により、新戦力の補強ができずにシーズンをスタートさせたものの、ダービー時代から若手の積極的な登用を行ってきたランパード監督は、国内屈指のアカデミーの若き才能を生かし、上々の成績を残している。