2020年の「ウィンブルドン」中止が発表された時、誰もが落胆した。だがその期間に、イギリスで国内大会を開催しようという案が浮上した。「英国選手の戦いバトル・オブ・ブリッツ」と名づけられたエキシビション大会が元ダブルス世界ランキング1位のジェ…

2020年の「ウィンブルドン」中止が発表された時、誰もが落胆した。だがその期間に、イギリスで国内大会を開催しようという案が浮上した。「英国選手の戦いバトル・オブ・ブリッツ」と名づけられたエキシビション大会が元ダブルス世界ランキング1位のジェイミー・マレー(イギリス)によって企画され、彼の弟であるアンディ・マレー(イギリス)も出場する。ウェブメディアEssentially Sportsが報じた。【実際の動画】ジェイミー・マレーのコロナの検査当然、すべての選手が出場前にコロナの検査を受けなければならない。そこで主催者であるジェイミーは、彼が検査を受けている様子を世界中に公開しようと決めた。

ジェイミーは大会公式Twitterに自身がPCR検査を受けている動画をアップ。ただし、痛そうな場面を見るのが苦手な人は見ないように、と警告をつけている。だが大方の人はその忠告を無視して見ることだろう。

動画の中で言っているように、ジェイミーにとってはこれが2度目の検査であるらしい。そして、1回目より辛かったとも言っている。動画を見るだけでその苦痛が想像できるが、彼は大会でプレーする前に検査を受けることの重要性を理解している。

何ヶ月もテニスがなかったので、いくつかのエキシビション大会が始まって誰もが喜んでいる。まずノバク・ジョコビッチ(セルビア)の主催する「アドリア・ツアー」が始まり、次にパトリック・ムラトグルー氏主催の大会、そして今度は「バトル・オブ・ブリッツ」だ。

そしてとうとう、公式戦の再開も決まった。「全米オープン」もスケジュール通り開催される。だがもちろん、開催には様々な制約が課される。中でももっとも辛いのは、無観客であることだ。それは誰にとっても残念なことだが、今の状況では必要なことだ。多くの制約に関わらず、「全米オープン」が大きな成功となることを祈ろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATPカップ」でのイギリスの選手達

(Photo by Andy Cheung/Getty Images)