アトレティコ・マドリーは20日、ラ・リーガ第30節でバジャドリーと対戦し、1-0で勝利した。 前節のオサスナ戦の大勝で再開後初白星を挙げたアトレティコ。勝てば3位浮上となる今回の試合には、オサスナ戦で2ゴールの活躍を披露したジョアン・フェリ…

アトレティコ・マドリーは20日、ラ・リーガ第30節でバジャドリーと対戦し、1-0で勝利した。

前節のオサスナ戦の大勝で再開後初白星を挙げたアトレティコ。勝てば3位浮上となる今回の試合には、オサスナ戦で2ゴールの活躍を披露したジョアン・フェリックスの相方にモラタが起用された。

先制パンチはアウェイのバジャドリー。4分、味方とのパス交換でボックス手前の密集地帯を掻い潜ったワルドが迷わずミドルシュートを選択。鋭いシュートがゴール左上を捉えたが、守護神オブラクがさすがのビッグセーブで簡単にはゴールを割らせない。

直後にアトレティコもお返しにと、右サイドのマルコス・ジョレンテが上げたクロスをモラタがヘディングシュート。こちらは惜しくも右のポストを掠めた。

試合はアトレティコが優位に進めるものの、バジャドリーゴールを仕留めきれない時間が続く。23分のフェリックスのドリブルシュートもボール1つ分左に外れた。

するとバジャドリーもその隙に反撃。30分、自陣のゴール前からカウンターに転じると、左サイドをドリブルで駆け上がったワルドから絶好のパスがマテウス・フェルナンデスに送られる。あとは流し込むだけだったが、シュートは枠を捉えることができなかった。

後半に入り、アトレティコは57分にトーマスとH・エレーラを下げてコケとカラスコを投入。その7分後には、モラタとフェリックスを下げてジエゴ・コスタとコレアをピッチへ送り、陣容を大きく入れ替える。

70分にそのジエゴ・コスタがネットを揺らすがオフサイド。73分にはM・ジョレンテを下げてビトロを投入し、5枚の交代枠を使い切った。

押し込みながらも1点が遠いアトレティコだったが、81分に待望の得点が生まれる。トーマスのシュートがGKに弾かれて得た左CKの場面。クロスをジエゴ・コスタがGKチュルリッピと競り合いながら後ろへ逸らすと、ビトロが頭で押し込んで先制。ゴールライン上で相手にクリアされたかに見えたが、VARでボールがラインを割っていたことが判明し、ゴールが認められた。

そして、途中出場の選手による値千金のゴールを守り切ったアトレティコが本拠地ワンダ・メトロポリターノで勝利。2連勝でセビージャを躱して3位に浮上した。