アーセナルは20日、プレミアリーグ第30節でブライトンと対戦し、2-1で敗れた。 今節から本格的に再スタートとなったプレミアリーグ。アーセナルは17日に第28節の延期分となるマンチェスター・シティ戦を消化。ミケル・アルテタ監督の古巣対決とし…
アーセナルは20日、プレミアリーグ第30節でブライトンと対戦し、2-1で敗れた。
今節から本格的に再スタートとなったプレミアリーグ。アーセナルは17日に第28節の延期分となるマンチェスター・シティ戦を消化。ミケル・アルテタ監督の古巣対決として注目されたが、試合は序盤に2人が負傷するアクシデントに見舞われる。後半開始早々には、途中出場のダビド・ルイスがPK付きの一発退場で絶対的不利に。結局、アウェイで3-0の完敗を喫した。
それから中2日となる今節は15位のブライトンと対戦。守備陣に故障者が続出する中で4バックを採用。攻撃はオーバメヤンとラカゼットが2トップを組んだ。
アーセナルのキックオフで始まった試合は、開始54秒に右から上がったクロスをオーバメヤンが挨拶代わりのボレーシュート。5分には相手のパスミスを拾った同選手がシュートに持ち込むが、枠を捉えることは出来なかった。
主導権を握るアーセナルは、8分にはこぼれ球を拾ったサカが左からカットインしクロスバー直撃の強烈なシュートを見舞う。さらに10分には相手のサイドチェンジを奪ってショートカウンターを発動。ラカゼットがビッグチャンスを迎えたが、ボックス右からのシュートはGKライアンに防がれた。
ここからアウェイチームの勢いは下火に。ポゼッションでは上回るものの、徐々にブライトンもリズムを掴んでいく。そんな中、アーセナルはGKレノがマウペイとの接触で負傷。担架で運ばれる事態となり、40分にマルティネスと交代を余儀なくされた。
ゴールレスで迎えた後半立ち上がり、自陣からカウンターを仕掛けたアーセナルは、相手のプレスを巧みにかわしたオーバメヤンがボックス左に侵入。左足を振り抜いてゴールを狙ったがGKに止められた。53分には味方のスルーパスで抜け出したオーバメヤンがネットを揺らすがオフサイドの判定に。
一方、なかなかチャンスが回って来なかったブライトンも56分、右サイドから上がった山なりのクロスをファーサイドのマウペイが収めると、至近距離からシュートを浴びせる。しかし、ここはGKマルティネスがセーブ。途中出場から安定したパフォーマンスを見せる。
その後、互いにゴールに迫るなか、ドリブルでボックス右に侵入したペペが相手のマークをずらしたところで左足一閃。シュートはゴール左上隅に吸い込まれ、GKもノーチャンスのスーパーゴールでアーセナルが先制に成功した。
再開後初ゴールで試合の均衡を破ったアーセナル。ホームのブライトンは71分に2枚替えを行いテコ入れを図る。すると75分、左CKのチャンスでショートコーナーから途中出場のマーチがボックス左に侵入。ゴール前で混戦が生まれると、センターバックのダンクが押し込んで同点に戻した。
直後にラカゼットを下げてエンケティアを投入したアーセナルは、80分にオーバメヤンが無回転シュートでGKを強襲。ライアンは逆に振られながらも、何とか両手で弾き出す好セーブを披露する。
試合も終盤に入り、アーセナルは87分に一気に3枚替えを敢行。再開後のプレミアリーグは、特別ルールとして5人までの交代が認められているが、交代のタイミングは3回までに制限されている。
その後、4分のアディショナルタイムも経過し同点で終わるかに思われたが後半50分、直前に投入されていたマク・アリステルの左サイドからボックス手前にパスを入れると、これをスルーしたマウペイはフリーランでボックスへ。そこに、こちらも途中出場のコノリーがダイレクトパス。ボックス左で受けたマウペイは巧みにゴールに流し込み、ブライトンが土壇場で勝ち越した。
デザインされた見事なゴールで逆転に成功したブライトン。一方のアーセナルはこれで再開後2連敗となってしまった。