マンチェスター・ユナイテッドのクラブOBであるロイ・キーン氏が、トッテナム戦で失点に関与した主力2選手を痛烈に批判している。

ユナイテッドは19日、リーグ再開初戦となったプレミアリーグ第30節でトッテナムとのアウェイゲームに臨み1-1のドローに終わった。

逆転でのトップ4フィニッシュを目指す5位のユナイテッドにとって、今回の一戦は勝ち点3がほしい重要な一戦だったが、前半半ば過ぎの27分にミスから失点を喫する。

トッテナムGKウーゴ・ロリスのロングフィードのこぼれ球をハーフウェイライン付近の右サイドでDFセルジュ・オーリエに繋がれると、これを拾ったFWステーフェン・ベルフワインのドリブル突破に対して、マッチアップしたDFハリー・マグワイアはディレイさせるでもなく、コースを切るでもない中途半端な対応を見せた末、スピードで振り切られてボックス内への侵入を許す。

そして、最後は低い弾道の右足のシュートを放たれると、GKダビド・デ・ヘアはきっちりと正対していたにも関わらず、正面のシュートを弾くことができず、ボールはそのままゴールネットを揺らした。

一連の場面ではベルフワインの巧みなコース取り、強烈なシュートがゴールに繋がったファインゴールという見方もできる一方、マグワイアとデ・ヘアの失策を指摘する声も少なくない。

そして、古巣の一戦を自身がコメンテーターを務めるイギリス『スカイ・スポーツ』のスタジオで観戦していた元アイルランド代表MFは、後輩たちの失策を厳しい口調で叱責した。

「私であれば、彼らを試合後のチームバスに乗せることはない」

「マンチェスターまでタクシーを使って戻るべきだ。彼らは自分たちのミスを深く恥じるべきだ」

「私はショックを受けている。あのような形でのゴールにね」

「何年にも渡って多くのフットボールの試合を観てきたが、あんな形でゴールを許すとはね…。怒りを感じるよ」

「あれがマンチェスター・ユナイテッドだとは信じられない。ルーク・ショーはヘディングでのクリアが浮いた状態で、無謀にも前に走り出した…。マグワイアにはうんざりしている。代表レベルのプレーヤーがあんな対応をするのか?」

「そして、私はこのゴールキーパーにいいかげん嫌気が差している」

「私であれば、ハーフタイムに彼を糾弾していただろう。それは避けようがないものだ。恐らく、彼にパンチを見舞ったはずだ。あれは世界的なレベルのゴールキーパーにとっては問題なくセーブできるものだった」

「自分たちの仕事をしっかりとこなすべきだ。現在、我々(ユナイテッド)はトップ4入りを目指している。トロフィー獲得なんて考えられない状況だ。それは衝撃的だと言えるね」

なお、以前から試合中に必要以上にエキサイトしてしまうきらいがあるキーン氏は、MFブルーノ・フェルナンデスのPKによる同点ゴールでチームが追いついた後はやや冷静さを取り戻し、「彼らをバスに乗せてもいい。ただ、(反省の意味を込めて)後ろの方に座らせたいがね」と、お茶目な言葉で締めくくっている。

マグワイアに関しては今回のミスを除きここまで大きなミスを犯していないが、デ・ヘアに関しては今回の失点はミスとして計上されていないものの、2018年8月以来、プレミアリーグで最も失点に繋がるミスを犯したGKのひとりとなっている。

そのため、来シーズンにシェフィールド・ユナイテッドからレンタルバック予定のGKディーン・ヘンダーソンとの守護神交代の話題が再び盛んになりそうだ。