サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は、元イタリア代表FWアントニオ・カ…

サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回は、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ氏がサンプドリア時代に決めたゴールだ。

カッサーノ氏のデビューは1999年。当時セリエAだったバーリでプロデビューを果たし、1年半後にセリエAチャンピオンだったローマに引き抜かれた。そこからスターダムを駆け上がるかと思いきや、度重なる問題行動で多くのクラブを転々としていった。

それでもそのスキルは本物。サンプドリア時代の2010年3月21日に行われたセリエA第29節のユベントス戦では、見事なゴールを決めている。

ゴールレスで迎えた77分、サンプドリアはGKマルコ・ストラーリのゴールキックをMFダニエレ・マンニーニが落とし、これにカッサーノが反応。ギリギリのところでボールを拾い、やや体勢を立て直すと、そのまま相手の意表を突くロングシュートを放つ。これを相手GKアントニオ・キメンティが手に当てるもボールはそのままゴールに吸い込まれた。

ゴールキックからわずか4タッチでのこのゴールが決勝点となった。なお、ユベントスのGKキメンティはこの失点への怒りから拳でテーブルを殴り、右手の指を骨折している。