浦和レッズは18日、SNS上での差別的、誹謗中傷的な投稿について声明を発表した。 過去にもSNS上での差別的発言があり、注意喚起を行ってきた浦和。現在世界中では、アメリカのミネアポリスで起こった白人警察官によるアフリカ系アメリカ人のジョージ…
浦和レッズは18日、SNS上での差別的、誹謗中傷的な投稿について声明を発表した。
過去にもSNS上での差別的発言があり、注意喚起を行ってきた浦和。現在世界中では、アメリカのミネアポリスで起こった白人警察官によるアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん殺害事件を受け、「Black Lives Matter」の抗議活動が広がっている。
これまでもJリーグにおいては、SNS場で外国人選手への誹謗中傷や人種差別的な投稿が多く見られ、浦和も「今般、弊クラブ所属選手に対する差別的発言や誹謗中傷を伴う看過できない内容が、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、散見されます」と選手への被害があるとした。
浦和はクラブ公式サイトを通じ「現在、世界各国において人種差別に関しての様々な反応やアクションが見られ、その影響はスポーツの世界にも波及しています。浦和レッズ、またJリーグを取り巻く環境においても、人種、肌の色、性別、言語、宗教、または出自などに関する差別的あるいは侮辱的な発言または行為はなくなっておりません」と止まらない人種差別について声明を発表。
また、「2020シーズンのJリーグ再開にあたり、改めて、浦和レッズとして、いかなる差別的、侮辱的な行為や言動、SNS等での発言を許さないことをここで断言します。そして、浦和レッズの理念、差別撲滅宣言、SDGsのビジョン、提携する国連の友アジア-パシフィックと共に策定した差別撲滅に向けたアクションプログラム(行動計画)に基づき、浦和レッズは継続して、差別撲滅に向けて取り組み続けていきます」と、人種差別撲滅を宣言した。