2018年、平昌パラリンピックのアルペンスキー女子座位で5つのメダルを獲得した村岡桃佳さん。その後、陸上短距離(車いすT54)で東京パラリンピック出場を目指していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会が1年間延期。

このまま陸上を続けるか、22年の北京パラリンピックに集中するためスキーに専念するか悩んでいたが、6月14日オンライン取材に応じ、『両立』していくことを明らかにした。

「東京大会の半年後には、北京大会が開催されます。スキーと陸上のどちらか1つを選ぶことも考えましたが、陸上に1年間真剣に取り組んで、競技者としての自覚が芽生えました。両競技で、パラリンピック出場とメダルを獲得たしたいという強い気持ちがあります」

現在は、陸上の練習拠点としている岡山県でトレーニングをしており、9月5、6日に開催が予定されている日本パラ陸上競技選手権大会(埼玉県熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)まで、陸上に専念。その後は、10~12月までスキー、21年1月は陸上、2~3月はスキー、4月からは陸上と、パラリンピック2大会の出場権を得るため、交互に取り組んでいく予定だ。

「スケジュール的には、とても厳しいと感じています。特にスキーは1年以上滑っていないので。このような中でもきちんと記録を残していかないといけません。”現実的に可能なのか?”自分自身も挑戦をしたことが無いので分からないことだらけです。ただ、短期間で夏・冬のパラリンピックに出場した人はいないと思うので、私が第一人者になりたいです。それがモチベーションにも繋がっています」

と今後に向けて意気込みを話してくれた。

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