浦和レッズの日本代表DF山中亮輔が、練習後のオンライン取材に応じ、再開初戦の横浜F・マリノス戦に向けての意気込みや、リモートマッチなどについて言及した。 浦和は今シーズン開幕から攻撃陣が好調で公式戦2連勝を収めていたが、新型コロナウイルス(…

浦和レッズの日本代表DF山中亮輔が、練習後のオンライン取材に応じ、再開初戦の横浜F・マリノス戦に向けての意気込みや、リモートマッチなどについて言及した。

浦和は今シーズン開幕から攻撃陣が好調で公式戦2連勝を収めていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて公式戦が中断。チームに勢いがあっただけに山中は「波に乗れていて、中断に入ってしまったのはもったいなかった」と本音を口にしたが、「攻撃の形をビデオに作ってもらって意思疎通はできていると思う」とコミュニケーションには問題がないと語った。

浦和は、7月4日に行われる明治安田生命J1リーグ第2節で、昨年王者の横浜FMと対戦。古巣対戦となる山中は「マリノスなので気持ちも入る。知っている選手がたくさんいるので楽しみ」と語ったが、「去年の王者で素晴らしいチーム。再開初戦で当たるのは難しい試合が予想できる」と警戒を強めた。

再開後の2試合はリモートマッチとなっており、いつものようにサポーターの声援がない。「サポーターの声援がないので、ふわっと試合に入らないようにしないといけない」とマイナス面を述べた一方、「声が通るので、うまくコミニケーションをとっていけると思う」とプラス面も語っている。

また、浦和は16日にJリーグ統一ルールの「横断幕掲出禁止」に反対の声明を発表。山中は難しい問題としながらも、「横断幕を目にすることによってモチベーションが上がる。去年は練習場に掲げてあった。熱い気持ちを受け取るということで横断幕は選手のモチベーションにつながっている。実現できたら嬉しい」とコメント。サポーターが用意する横断幕の重要性を語った。

過密日程を考慮して最大5名の選手交代が可能とな李、前線の選手が多く交代されがちの中、「厄介」としながらも、「たくさんの選手がチャンスを得られる。レッズは選手は選手層が厚いし、どの選手が出ても素晴らしい」ポジティブな要素が多いと考えているようだ。

「見ている人を熱くさせるように、エネルギッシュに縦に速く、走ることが大事になってくる。そういった姿勢を見せていきたい」と語った山中は、「個人的にはゲームメイクだったり、ゲームコントロールで落ち着けるようにしたい。ボールを失わない選手になれると思うので、そこのところで違いを出したい」と自身のプレービジョンを語り、「中断に入る前はチームとして、良い形で点を取れていた。攻撃の形もたくさん作れていたので、上積みしてチームみんなでたくさん点を取っていきたい」と再開後への意気込みを語った。