自身が2位のPFPを紹介するも…ファンからはクレーム ボクシングのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)は、年内にデオンテイ・ワイルダー(米国)との第3戦が有力視されている。さらに3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)と…

自身が2位のPFPを紹介するも…ファンからはクレーム

 ボクシングのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)は、年内にデオンテイ・ワイルダー(米国)との第3戦が有力視されている。さらに3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)とは2021年に2試合行うことで合意に達するなど、話題に事欠かない“ジプシーキング”だが、自身のツイッターで海外サイトの独自選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位になったことを報告すると、リング誌のPFPなどとは大きく乖離したランキングに海外ファンから異論が噴出。「イノウエもロマチェンコもいないじゃないか」とクレームが集まっている。

 2月にワイルダーとの再戦を制し、ベルトを奪い取ったフューリー。勢いに乗るチャンプは自身のツイッターを更新。「PFPで2位だ」という自慢メッセージとともに、現役、引退、男女問わずプロボクサーの戦績を記録した海外ウェブサイト「Boxrec」独自選定のランキングを掲載した。

 同サイトの1位は4階級制覇王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)だったが、以下の顔ぶれがPFP本家のリング誌など他メディアから一線を画すメンバーになっているのだ。

 2位はフューリー、3位はWBC&IBFウェルター級王者エロール・スペンスjr.(米国)、4位はIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、5位はワイルダー(米国)、6位はWBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)、7位はWBA世界ウェルター級王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)と並んでいる。

ファンからは「イノウエを忘れてはいけない」の声

 自分の評価をアピールしたフューリーには「タイソンこそ1位だ」「あんたがナンバーワン」と称賛の声もあったが、大多数が異論だった。

「ワイルダーが5位で、スペンスが3位の時点で、推して知るべし。イノウエとロマもいないじゃないか」
「イノウエとロマチェンコがいない。このリストには意味がない」
「やってくれたね。ロマ、イノウエ、ウシクがどうしたら選外になるんだ」
「ロマチェンコとイノウエがいませんが?」
「ロマ、ウシク、イノウエは引退したに違いない」
「しかし、イノウエとロマがいないのに、ワイルダーがいるなんて」
「イノウエを忘れてはいけない」
「これはトイレットペーパーぐらいの価値しかない」

 主要メディアでカネロとともにPFP上位の一角を占めるのが、井上尚弥(大橋)とライト級3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。モンスターと“精密機械”の名前のない世界7傑は物議を醸していた。(THE ANSWER編集部)