カリアリのアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネが、ロックダウン(都市封鎖)中のトレーニングを明かした。イタリア『スカイ・スポーツ』が明かしている。 “エル・チョロ”の愛称で親しまれるアトレティコ・マドリーの闘将ディエゴ・シメオネ監督を…
カリアリのアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネが、ロックダウン(都市封鎖)中のトレーニングを明かした。イタリア『スカイ・スポーツ』が明かしている。
“エル・チョロ”の愛称で親しまれるアトレティコ・マドリーの闘将ディエゴ・シメオネ監督を父に持つジョバンニ・シメオネ。2013年に母国アルゼンチンのリーペルプレートでプロキャリアをスタートさせた後、2016年にセリエAのジェノアへ加入。翌年にはフィオレンティーナへ移籍し、今シーズンからはカリアリへレンタル移籍で加入している。
そんなジョバンニ・シメオネは、インタビューの中でロックダウン中の生活について言及。フィジカルトレーニングが限られていた分、父が率いるアトレティコのトレーニング映像を研究して、戦術面での自己研鑽(けんさん)を図っていたと明かした。
「自分の試合の映像をたくさん観て、父さんがやっている練習と比べてみたんだ。サッカーに関わる全てがストップしていたけど、中断期間に自宅にいる間に何かを学ぼうと思っていたからね」
「アトレティコのトレーニングを観て、攻撃の時の動き方を研究し、カリアリで活かせないかと思ったんだ。自己隔離中でも自己研鑽をする良い方法だったよ」
ジェノア時代には父が率いるアトレティコからの関心も報道されたこともあるジョバンニ・シメオネ。このように父のメソッドから何か学ぼうとしたのは初めてのことだと明かした。
「今まで父さんにアトレティコのことについて何か聞こうと思ったこともなかったから、何かを学ぼうとしたのはこれが初めてだったよ。僕たちがカリアリでやっていることと、アトレティコの戦術はあまり関係のないことが多いからね」
「でも学ぶには今がその良い機会だと思ったんだ。だから仮にいつか父さんとトレーニングすることがあっても、何をやるかは分かるようになったよ笑」
現在11試合勝利から遠ざかっているカリアリだが、21日の再開後初戦となるヴェローナ戦では、ジョバンニ・シメオネの研究の成果が発揮されることはあるのか注目だ。