ニューヨークで8月31日~9月13日に開催することが発表された「全米オープン」。その詳細は現地17日に発表される予定だが、これまで議論されてきた新型コロナウイルス感染症対策に対し「ルールは極端」と反発したノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、…

ニューヨークで8月31日~9月13日に開催することが発表された「全米オープン」。その詳細は現地17日に発表される予定だが、これまで議論されてきた新型コロナウイルス感染症対策に対し「ルールは極端」と反発したノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、出場するのか注目される選手の一人だろう。【動画】やはり見たい!世界一の歓声の中での全米オープン 2019年男子決勝戦

Tennis World USAによると、現地16日にジョコビッチはセルビア国営放送に対し「僕が話した選手の大半は、そこに行くかどうかについてかなり消極的だった」と話した。

「僕は今のところ、現状からするとシーズンは9月の初めにクレーで続く可能性が高いと思う」

一方、世界50位のリシャール・ガスケ(フランス)はフランスのスポーツ紙レキップに「行かないと言っている選手も、大会とポイントがあると言われれば行くと思う。それが良い考えかどうかは分からないが。これは仕事なんだ」と話し、ほとんどの選手が出場するのではないかと予想している。

世界10位のダビド・ゴファン(ベルギー)は同じくレキップに対し「今のところはまだわからない」として、次のように切実な心境を明かしている。

「ウイルスでリスクを取りたくないし、プレーしたいという気持ちもある。我々は賛否両論を天秤にかけなければならない」

「全米オープン」について様々な考えがあるトップ選手たち。大会開催は決まったが、これからどのような判断をするのか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「アドリア・ツアー」でのジョコビッチ

(Photo by Nikola Krstic/MB Media/Getty Images)