日本時間17日にはトップランク興行に登場する26歳グレア ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となったWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統…

日本時間17日にはトップランク興行に登場する26歳グレア

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となったWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦へ向けて調整を進めているが、同門のトップランク社の新鋭が注目の一戦に横入り宣言。「イノウエを待つことに意味はない。オレとカシメロが戦うべきだ」と言い放っている。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

 新型コロナの感染拡大で一時停止状態だったボクシング界は本格的に動き出している。

 16日(日本時間17日)にマイク・プラニア(フィリピン)戦を迎えるWBO1位のジョシュア・グレア(米国)はトップランク社と契約。井上と同門となった男はモンスターとの対決に準備を進めているWBO王者をロックオンしていた。

「カシメロはベガスにいる。今、ヤツはイノウエを待っている。この世界がどう動いていくのか、わからない。だが、ただ待っていることに、意味はないだろう。この試合後、すぐにオレとカシメロはタイトルをかけて戦うべきだ」

 グレアは試合前にこう息巻いているという。2月から米国で合宿を張っていたカシメロは新型コロナの影響で身動きが取れず。ラスベガスでトレーニングを続けている。

井上より先にカシメロ戦に意欲「ヤツらはイノウエへの願いを抱き続けているが…」

 井上を米国で待ち構えるカシメロという構図になっているが、未だ米国で感染拡大が続いている新型コロナウイルスの状況から、「モンスター待ちは無意味」とグレアは主張している。

「ショーン・ギボンズとカシメロの陣営が何を考えているのか分かっている。リスクを取るというのなら、彼らはビッグファイトとお金を選ぶということなのだろう。ヤツらはイノウエへの願いを抱き続けているが、どうでもいい。ヤツが望むなら、やるまでだ」

 22勝(12KO)1敗1分のキャリアを誇る26歳はカシメロの持つベルトにロックオンしていた。(THE ANSWER編集部)