ブンデスリーガ第32節、ブレーメンvsバイエルンが16日に行われ、1-0で勝利したバイエルンが8連覇を達成した。なお、ブレーメンの日本代表FW大迫勇也はフル出場した。

破竹の10連勝で前人未踏の8連覇に王手をかけた首位のバイエルンが、降格圏の17位に沈むブレーメンのホームに乗り込んだ一戦。

前節、レヴァンドフスキとミュラーをサスペンションで欠きながらボルシアMGとの上位対決に競り勝ったバイエルンは、その前線の主力2選手が戦列に戻り、現状のベストメンバーで優勝決定試合に臨んだ。

一方、前節パーダーボルンとの裏天王山を5-1で圧勝し、逆転での残留に望みを繫いだブレーメンは、その試合で203日ぶりとなる今季リーグ5点目を挙げた大迫が引き続きスタメンを飾り、絶対的王者相手に勝ち点奪取を狙った。

大迫を最前線に据えた[5-4-1]の後重心の布陣で臨んだブレーメンに対して、バイエルンは普段通りボールを保持して押し込んでいく。立ち上がりはホームチームのロングカウンターが機能し、ゲブレ=セラシエ、マキシミリアン・エッゲシュタインと続けて際どいシュートを放っていくが、決め切るまでには至らない。

一方、圧倒的なボール支配率で押し込む場面が続くバイエルンだが、中央を固めるブレーメンの守備に手を焼き、なかなか決定機を作れない。23分には右サイドのミュラーが入れたクロスを中央のコマンが頭で合わすが、これはわずかに枠の左へ外れた。

それでも、慌てずに攻勢を続けるバイエルンは前半終了間際に頼れるエースが魅せる。43分、セットプレーの二次攻撃から相手最終ラインと駆け引きしたレヴァンドフスキにボアテングから絶妙な浮き球パスが通ると、ポーランド代表FWは絶妙な胸トラップからの右足ボレーでゴールネットを揺らした。

レヴァンドフスキの今季31点目によって1点リードで試合を折り返したバイエルンは、後半も優勢に試合を運んでいく。55分には右サイド深くに抜け出したミュラーからの折り返しを、再びエースがバックヒールで流し込むが、ここはミュラーの飛び出しがオフサイドと判定され、追加点は認められず。

逆転での残留に向けて勝ち点が必要なブレーメンは62分、ラシツァとビッテンコートを下げてサージェント、バルテルスを同時投入。前線にフレッシュなアタッカーを送り込む。71分には右サイドでフリーとなったゲブレ・セラシエの高速クロスにニアの大迫が反応するが、その手前でDFボアテングのクリアに遭い、チャンスには至らず。

なかなか追加点を奪えず、試合を決められないバイエルンは後半半ばにアクシデントに見舞われる。79分、相手と入れ替わられかけたアルフォンソ・デイビスが足をかけてしまい、この試合2枚目のカードで退場処分に。これを受け、フリック監督はニャブリを下げ、リュカを投入した。

何とか追い付きたいブレーメンはフュルクルク、古巣対戦のピサーロを続けてピッチに投入。すると、土壇場の90分に大迫に絶好の見せ場が訪れる。ボックス手前右でバルテルスが上げた浮き球のクロスをDFアラバに競り勝った大迫がバックヘッドでゴール左隅に飛ばす。だが、GKノイアーが圧巻の反応でボールをはじき出し、2試合連続ゴールとはならず。

そして、試合はこのまま1-0でタイムアップを迎え、11連勝のバイエルンが8年連続29回目のブンデスリーガ制覇を成し遂げた。

一方、敗れたブレーメンは逆転での残留に向けて厳しい黒星となった。