オランダのVVVフェンロは15日、ボタフォゴのMF本田圭佑ら3選手から貧困者への寄付があったことを発表した。 今回寄付したのは、本田圭佑のほか、ブライアン・リンセン、そしてリー・カッターモールとのこと。リンセンは2010年から2013年まで…
オランダのVVVフェンロは15日、ボタフォゴのMF本田圭佑ら3選手から貧困者への寄付があったことを発表した。
今回寄付したのは、本田圭佑のほか、ブライアン・リンセン、そしてリー・カッターモールとのこと。リンセンは2010年から2013年までフェンロに在籍し、フィテッセでは本田ともチームメイトに。カッターモールは長年サンダーランドで活躍し、今シーズンはフェンロでプレーしていた選手だ。
クラブによると、本田らはVVV財団の「VoorVechters」プロジェクトの下、購入できなかった人々へシーズンチケットを寄付したという。
フェンロとその周辺地域には、「貧困線」を下回る生活をしている人々が多く、社会が直面する課題と日々戦っている状態。中には子供も多く、経済的な理由で楽しい旅行に出かけることができないほか、一般的な生活もできない状況とのことだ。
フェンロのゼネラルディレクターでありVVV財団の理事でもあるマルコ・ボガース氏は「チャンピオンは「正当な理由のために戦う人」だ。ケイスケ、ブライアン、そしてリーはVVV財団と協力し、最初の「VoorVechters」となった」とコメント。「彼らの黄黒の精神から笑顔を寄付し、自分たちの手には負えないこの状況に陥った人々、特に子供にそのチャンスを作り出した」と語り、この先多くの寄付を呼び込むキッカケになったと喜んだ。
本田は2008年に名古屋グランパスからフェンロへと移籍。チームは2部へと降格すると、2年目は背番号「10」を背負い、チームの攻撃の軸として活躍。エールステディビジで36試合16ゴールを記録し、チームの優勝と昇格に貢献。翌シーズンも所属したが、2010年1月にCSKAモスクワへ完全移籍していた。