テニスは人種差別を絶対に容認しないとITF(国際テニス連盟)が声明を発表した。アフリカ系アメリカ人であるジョージ・フロイドさんが白人警察官により膝で首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、世…

テニスは人種差別を絶対に容認しないとITF(国際テニス連盟)が声明を発表した。アフリカ系アメリカ人であるジョージ・フロイドさんが白人警察官により膝で首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、世界中の人々や組織が人種差別との闘いに立ち上がっている。テニス関連ウェブメディアTennis World USAが報じた。【動画】全てを超えて人々が感動!世界一の歓声の中での全米オープン 2019年男子決勝戦

フロイドさんの死から、アメリカ全土で抗議行動は続いている。「ITFはテニスにおける、そして社会におけるどんな形の人種差別にも反対します。先日の事件により、世界中の個人の間でも組織の中でも、正しい議論と反応が巻き起こりました」とITFは先頃発表した声明の中で述べている。

「幸運なことにテニス界には、過去数週間だけでなく何十年にもわたって、選手の中にも、コーチにも、職員にも、自らの立場を活用して差別に対する意識を高め、社会を変えようと努力してきた人々がいます」

「我々はテニスを統括する一団体としての責任を真剣に受け止め、もっとなすべきことがあると認識しています。あらゆる人々を受け入れることは我々の価値観の中心にあり、テニスのすべてのレベルにおいて差別、偏見、障壁を取り除くことが我々の長期的な目標です」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ウィンブルドン」決勝でのセレナ(左)とハレプ(右)

(Photo by Simon Bruty/Anychance/Getty Images)