バイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが自らの発言について弁明した。 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響によるリーグ戦中断を受けて、多くのクラブで選手の給与のカットが決定されていたブンデスリーガ。現在リーグ7連覇中と…

バイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが自らの発言について弁明した。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響によるリーグ戦中断を受けて、多くのクラブで選手の給与のカットが決定されていたブンデスリーガ。現在リーグ7連覇中と国内で圧倒的な力と経済力を有するバイエルンもその例外ではなく、選手たちは4月の給与に関しては20%カットを受け入れた他、今シーズン終了まで給与のカットに応じている。

一方でバイエルンは、移籍金9000万ユーロ(約100億円)と言われるレバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツ(20)の獲得に動いているとの報道が出いた。

ミュラーはこの件について、10日のDFBポカール準決勝フランクフルト戦の試合後会見で言及。選手の人件費に充てるコストを削減する一方で、高額の移籍金が伴う大型移籍にクラブが動いているという“矛盾”を指摘していた。

ミュラーのクラブ批判ともとれるこの発言について、バイエルンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるハサン・サリハミジッチ氏は13日、インタビューの中で「彼は言葉選びを間違ってしまった」とコメント。これを受けてミュラーはすぐさま自身のTwitter(@esmuellert_)で、サリハミジッチSDの発言に賛同するとともに、自らの発言について弁明した。

「バイエルンにおいて、選手給与のカットと夏の移籍活動についてクラブ内部での揉め事はない」

「僕たち選手の給与カットは、クラブスタッフのために(移籍活動の費用とは)全く異なった理由で行ったことだ」

「僕の発言は、カップ戦の準決勝の後に来シーズンのことを聞かれて、少し気を悪くしただけだ」

「僕たちのチームにとっても必要である大型補強は、あたかも5000万ユーロ(約60億円)、1億ユーロ(約120億円)という金額が、今の状況でも大金ではなく、いとも簡単に用意できるもののように言われている」

「個人的には、チームが来シーズンに向けて可能な限りベストであって欲しいと思う。僕はチャンピオンズリーグ(CL)の優勝という大きな目標を持っている。僕たちの今の勢いを止めず、攻撃的なサッカーを展開していきたいと思っている」

「僕はもう移籍の噂については公の場ではコメントしないことにする。今後についてはリラックスさせて欲しい」