例年、春のアジアラグビーチャンピオンシップのみの活動となっていた韓国男子15人制代表。今年は11月のウインドウマンス期間中に初めて海外遠征をチリでおこなうと崔潤(チェ・ユン)大韓ラグビー協会副会長が明かした。 韓国代表選手は11月14日く…

 例年、春のアジアラグビーチャンピオンシップのみの活動となっていた韓国男子15人制代表。今年は11月のウインドウマンス期間中に初めて海外遠征をチリでおこなうと崔潤(チェ・ユン)大韓ラグビー協会副会長が明かした。
 韓国代表選手は11月14日くらいにチリへ遠征し、到着後2日目と帰国予定日前日の23日にチリ代表とテストマッチを実施する。

 現在、ワールドラグビーの世界ランキングでは韓国が29位、チリは27位だ。2019年ワールドカップ日本大会の予選で、アジア地域代表(日本を除く)はオセアニアのチームとプレーオフをおこない、それに勝てば4チーム参加の最終予選に進んで本大会への出場権を争う。そこでは中南米チームも対戦候補のひとつになる。本大会出場を目標に強化中の韓国は、ようやく秋に代表招集と試合を実施することになった。

 ツアースコッドは、国内選手は10月13日まで開催された「全国体育大会」と16日終了の「アジアセブンズシリーズ」代表選手からコンディションを見て選ぶ。日本チーム所属の選手にはすでにチーム宛に打診しており、「10名程度を日本から呼びたい」(崔副会長)意向だ。

 指揮は今春就任したニュージーランド出身のジョン・ウォルターズ監督が継続して執る。ウォルターズ監督は「選手たちは春から毎日、成長を続けている」と語った。(文:見明亨徳)