マンチェスター・ユナイテッドのOBであり、元スコットランド代表MFのダレン・フレッチャー氏がフランス代表MFポール・ポグバとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの共演に持論を展開した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 ユナイ…
マンチェスター・ユナイテッドのOBであり、元スコットランド代表MFのダレン・フレッチャー氏がフランス代表MFポール・ポグバとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの共演に持論を展開した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
ユナイテッドの中盤はフランス代表MFポール・ポグバが度重なる故障で大半を棒に振り、主軸が定まらない状況が続いたが、今年1月にスポルティング・リスボンから獲得したB・フェルナンデスが早々にフィット。公式戦9試合に出場して3得点4アシストの活躍を披露してみせ、現在もチームが続ける公式戦11試合無敗の原動力になっている。
そうしたチーム状況のなか、長らく欠場が続いたポグバもようやく復帰の目処が立ち、再開初戦となる19日に敵地で予定するプレミアリーグ第30節のトッテナム戦からの起用が可能な状態に。いまだなき両者の共演に期待が集まるが、現役時代に豊富な運動量と献身性でユナイテッドの中盤を支えたフレッチャー氏のなかに懸念点もあるようだ。
クラブ公式チャンネル『MUTV』に登場したフレッチャー氏は様々なテーマについて語ったなか、ポグバとB・フェルナンデスの共存可否に関する質問にも応対。「もちろんだ。間違いないよ。偉大な選手は一緒にプレーできるもの」と述べたが、中盤の補完性を高め合うために「犠牲の必要性」も説いた。
「誰かが少しばかりの何かしらを犠牲にしなければならないかもしれない。チームスポーツであり、個人競技じゃないからね。中盤は3枚だろうか、そうじゃなかろうが、互いに補完し合っていかなければならない」
「それは私がユナイテッドでプレーする上で、やらなければならなかったことだ。私がチームにいた当時は異なるタイプの中盤が多くいて、組み合わせも様々だった。ある中盤の選手がプレーしていたら、私は彼に合わせたポジション取りを試み、彼を生かせるようなプレーを心がけた。逆に、彼が私に生かそうともしてくれた」
「相性が良かったり、仲間の長所を把握していたり、自分のベストパフォーマンスをどう発揮していくかも大事だが、最終的にはチームが勝つために他の誰かのベストを引き出すための犠牲になっていかないといけないかもしれない」