サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回は元スペイン代表FWエミリオ・ブトラゲーニョ氏がレアル・マドリー時代に決めたゴールだ。

元メキシコ代表FWウーゴ・サンチェス氏らとともに、「キンタ・デル・ブイトレ」と呼ばれた1980年代後半のレアル・マドリーを支えたレジェンドでもあるブトラゲーニョ氏。自身も「エル・ブイトレ(ハゲワシ)」の異名を持った。

168cmとFWとしては小柄ながらその体格の弱点を補って有り余る抜群の得点感覚と素早い動きを兼ね備えたストライカーであったブトラゲーニョ氏の能力を証明するのが、1987年のカディス戦でのゴールだ。

味方のシュートのこぼれ球を、ボックス内左で拾ったブトラゲーニョは、持ち前のテクニックで簡単に1人を抜くと、カバーに来たもう1人も繊細なタッチでかわす。ゴール横でGKと1対1になったブトラゲーニョは、中へパスを出す素振りをみせ相手GKを騙すと、ゴールラインぎりぎりのところでGKも抜き、無人のゴールに流し込んだ。

ブトラゲーニョ氏ら擁するレアル・マドリーは絶大な攻撃力を誇り、1985-86シーズンより破竹の5連覇を達成するなど、クラブの黄金期を築いた。