サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回はマルセイユのフランス代表MFディミ…
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。
今回はマルセイユのフランス代表MFディミトリ・パイエが決めたゴールだ。
2017年1月にマルセイユに復帰したパイエは、アンドレ・ビラス=ボアス新監督の下で本来のパフォーマンスを取り戻し、公式戦27試合で12ゴール6アシストとリーグ戦を2位で終えたチームの攻撃を牽引した。
中でも見事だったのが、2020年2月5日に行われたリーグ・アン第23節のサンテチェンヌでのゴールだ。
前半7分、左サイドでボールを受けたパイエはそのままボックス内に侵入すると、キックフェイントを織り交ぜながらマーカーを剥がす。この切り返しにDFが釣られると、やや余裕を持った状態で中をパイエが中を見ると、クロスを上げると思ったのか相手GKステファーヌ・リュフィエが一瞬ニアサイドを空けて中央を警戒した。
しかし、パイエはその一瞬の隙を見逃さなかった。角度のないところからGKとポストのわずかなスペースを狙い左足シュート。逆を取られたGKを欺くシュートが、ネットに突き刺さった。
これには、スタンドのマルセイユサポーターたちも歓喜。絶好調なパイエの今シーズンを象徴するようなゴールであった。