マジョルカの日本代表MF久保建英の影響力はすでに絶大なようだ。スペイン『アス』が伝えている。 昨夏にFC東京からレアル・マドリーへと移籍した久保。プレシーズンマッチはファーストチームと共に活動し、その才能の片鱗を見せていたが、EU圏外枠の問…

マジョルカの日本代表MF久保建英の影響力はすでに絶大なようだ。スペイン『アス』が伝えている。

昨夏にFC東京からレアル・マドリーへと移籍した久保。プレシーズンマッチはファーストチームと共に活動し、その才能の片鱗を見せていたが、EU圏外枠の問題もありマドリーでの出場機会が限られることに。そのため、マジョルカへとレンタル移籍を果たした。 マジョルカでは、ラ・リーガで24試合に出場し3ゴールを記録している。

ラ・リーガのアジア部門のディレクターを務めるイバン・コディーナ氏が、久保が日本のサッカーファンに与える影響の大きさをスペインのラジオ『カデナ・セル』で伝えている。

今シーズン日本で最も多く見られているラ・リーガ10試合のうち、8試合がマジョルカの試合であり、その中でも最も見られたのは第13節のマジョルカvsビジャレアルの一戦とのことだ。

この試合は、久保の移籍後初ゴールやPK奪取などの活躍もあり3-1でマジョルカが勝利した試合で、マドリーとバルセロナの“エル・クラシコ”よりも注目度が高かったようだ。

また、久保の獲得はマドリーのSNSにも効果が出ているという。久保が加入する前のマドリーの日本語版ツイッター(@realmadridjapan)のフォロワー数は約29万3000人だったが、現在は約37万6000人に増えている。

また、コディーナ氏は、バルセロナの下部組織出身の久保が成功した理由について次のように語っている。

「バルセロナにとっては目立つ損失だった。私たちはバルセロナで育った選手について話している。ここアジアには多くのポテンシャルを持った選手がいる」

「だが、彼らが欧州にやってくると、適応が難しく、自分自身を見失ってしまう。久保の場合、完全に順応できている。彼と話せば、私たちよりも正しいカタルーニャ語を使うことに気づくでしょう」