前節は首位バイエルンがレバークーゼンに逆転勝利し、8連覇にまた一歩大きく近づいた。また、7ポイント差で追う2位ドルトムントもヘルタ・ベルリンを下している。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは3位ライプツィヒが最下位パーダーボルンに引き…
前節は首位バイエルンがレバークーゼンに逆転勝利し、8連覇にまた一歩大きく近づいた。また、7ポイント差で追う2位ドルトムントもヘルタ・ベルリンを下している。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは3位ライプツィヒが最下位パーダーボルンに引き分け、4位ボルシアMGがフライブルクに敗れ、勝ち点を伸ばせなかった。バイエルンに8連覇決定の可能性がある第31節では、ボルシアMGとの上位対決をバイエルンが戦う。
ボルシアMGに勝利し、ドルトムントがデュッセルドルフに敗れる条件でバイエルンの8連覇が決まる今節。レバークーゼン戦では先制される展開ながらも慌てず王者の貫禄を見せつけ、しっかりと逆転勝利して見せた。リーグ戦9連勝とした中、水曜に行われたDFBポカールのフランクフルト戦では一時同点とされるも2-1と勝ち切り、カップ戦連覇も見えてきた。ボルシアMG戦ではFWレヴァンドフスキとMFミュラーの主力2選手が出場停止となるが、優勝を決めてしまうか。
対するボルシアMG(勝ち点56)は前節フライブルク戦ではFWプレアの退場があった中、攻撃陣が抑え込まれてシャットアウト負けを喫した。ただ、レバークーゼンもバイエルンに敗れたことで4位をキープしている。同勝ち点で並ぶ5位レバークーゼンにプレッシャーをかけるためにもボルシアMGとしてはバイエルンから勝ち点を奪いたいところ。
前節ヘルタ戦ではDFフンメルスの出場停止を受けてMFジャンを3バックの中央で起用したドルトムント。そのジャンの決勝弾で勝利し、バイエルンとの7ポイント差を維持した。今節は残留を争う16位デュッセルドルフ(勝ち点28)が相手となるが、FWハーランドが復帰見込みの中、バイエルンの優勝を阻む勝利を手にできるか。
DFウパメカノの軽率な退場も響き、最下位パーダーボルンに引き分けた3位ライプツィヒ(勝ち点59)。パーダーボルン戦では前半に挙げた先制ゴールを守るべく後半は守備に徹したが、終盤に痛い同点弾を許してしまった。そのライプツィヒは金曜に7位ホッフェンハイム(勝ち点43)とのアウェイ戦に臨む。再開後、引き分けが多く勝ち切れない試合が続いているが、すっきりと勝利を収められるか。
MFハフェルツが負傷欠場した中、バイエルンに歯が立たずに敗れたレバークーゼン(勝ち点56)は、火曜に行われたDFBポカール準決勝では4部のザールブリュッケン相手に快勝し、バイエルン戦の敗戦を払拭した。そのレバークーゼンは10位シャルケ(勝ち点38)とのアウェイ戦を戦う。ボルシアMGがバイエルンと対戦するだけに、レバークーゼンとしては12戦勝利のない泥沼のシャルケから勝利を挙げ、CL圏浮上を狙いたい。
マインツに完敗した11位フランクフルト(勝ち点35)は、9位ヘルタ・ベルリン(勝ち点38)とのアウェイ戦に臨む。マインツ戦ではブンデスにおけるアジア人最多出場記録を達成した長谷部も、鎌田もさほど良いところなくチームも敗れてしまった。水曜に行われたDFBポカールのバイエルン戦では共にベンチスタートとなった中、途中出場した鎌田は一時同点となるゴールをおぜん立てするシュートを放った。好調が続く中、ヘルタ戦でもゴールに絡むプレーに期待だ。
FW大迫に惜しいゴールチャンスがあったもののヴォルフスブルクに押し切られた17位ブレーメン(勝ち点25)は、最下位パーダーボルン(勝ち点20)とのアウェイ戦に臨む。ヴォルフスブルク戦では2シャドーの一角でプレーした大迫は、前半に惜しいミドルシュートを1本放ったが、相手GKの好守に阻まれた。パーダーボルン戦でもシュートへの積極性を示し、残留を目指すチームに勝利をもたらしたい。
◆ブンデスリーガ第31節
6/12(金)
《27:30》
ホッフェンハイムvsライプツィヒ
6/13(土)
《22:30》
デュッセルドルフvsドルトムント
ケルンvsウニオン・ベルリン
ヴォルフスブルクvsフライブルク
ヘルタ・ベルリンvsフランクフルト
パーダーボルンvsブレーメン
《25:30》
バイエルンvsボルシアMG
6/14(日)
《22:30》
マインツvsアウグスブルク
《25:00》
シャルケvsレバークーゼン