ウォーレン氏はまだ合意していないと強調 ボクシングのWBA&IBF&WBO世界3団体ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアとWBC同級王者タイソン・フューリー(ともに英国)が2021年に2試合行うことで合意したことが海外メディアで続々と報じられ…

ウォーレン氏はまだ合意していないと強調

 ボクシングのWBA&IBF&WBO世界3団体ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアとWBC同級王者タイソン・フューリー(ともに英国)が2021年に2試合行うことで合意したことが海外メディアで続々と報じられている。トップランク社のボブ・アラム氏とともに、フューリーをプロモートする英国のフランク・ウォーレン氏はファイトマネーは50%ずつで、それぞれ7000万ドル(約75億円)にも達するという見通しを伝えている。

 ジョシュアのプロモーターを務めるマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン氏が両者の対戦が合意したと明言。金銭面での折り合いがついたと明かしたことが、複数の海外メディアによって報じられている。

 米スポーツ専門局「ESPN」ではフューリー側のプロモーターの談話を紹介。ウォーレン氏は対戦実現の場合、両者のファイトマネーの配分が50%ずつになることは決まったが、正式な契約についてはまだ合意していないと話しているようだ。

「報酬が50%ずつの配分になることと再戦があること以外はなにも合意されていない。そして何も起こらなければ年末にワイルダーと戦うだろう」

1年以内の再戦なら「それは2倍になるだろうね」

 ウォーレン氏によると、2021年のジョシュアとの2戦の前にデオンテイ・ワイルダー(米国)との第3戦を年内に行うことが有力だと明言し、さらにこう続けている。

「ジョシュア戦の開催を望むよ。彼らはそれぞれ1試合で6000万ドルから7000万ドルを稼ぐことができる。そして1年以内に再戦が起きた場合、それは2倍になるだろうね」

 ジョシュアとの4団体統一戦が実現するなら、そのファイトマネーは7000万ドルにも達すると言い、さらにリマッチならその報酬は倍にも膨れ上がると見越している。

 フューリーはワイルダーと、ジュショアも年内にIBF1位クブラト・プレフ(ブルガリア)との対戦が予定されておりそれぞれが勝つことが前提となるが、4団体統一戦実現なら報酬面でも歴史に残るメガマッチとして脚光を浴びることは必至だ。(THE ANSWER編集部)