新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内外の大会が中止になり、屋外でのトレーニングにも自粛制限がかかっている中、全日本BMX連盟は公式YouTubeチャンネルで自宅でできるトレーニングを紹介している。

第6弾となる今回は、元日本代表でBMX第一人者の三瓶将廣氏がフロントタイヤを上げる「マニュアル」の技術を伸ばす練習方法を伝授した。
「マニュアル」はバイクコントロールを習得するための効果的なスキルといい、「練習を積み重ねることによって自転車を操る能力がアップする」。セクションをフロントタイヤをあげて超えていく技術を日本では「ロール」、海外ではコースと平地の両方でも「マニュアル」と呼ぶことも補足した。平地でのマニュアルは「上半身をリラックスさせて腰を下げ、足でバランスを取りながらできるだけ長くキープする」、コースでのマニュアルは第一に「加速させたい」とし、平地のマニュアルとは異なり、「上方向に伸び上がって着地面のバックサイドでもう一度プッシュをする」と説明した。

コーンを使った練習方法では「足をしっかりと前に押して後輪を前に出すイメージを持つ」「重心を後ろにキープするのではなくて足を押して上に伸び上がる」「スタートと着地の目標位置を決めて正確に合わせる」とアドバイスしている。

世界選手権王者のニーク・キンマンからもメッセージが寄せられている。

企画は「HOME WORK for BMX RACING」と題し、4月24日からスタート。三瓶氏が講師を務め、三瓶氏から指導を受ける中学生ライダーの岡倖吉とリモートで自粛範囲内でできるスキルアップコンテンツやレースの魅力や情報を毎週木曜日に配信してる。