アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長が、ライバルのレアル・マドリーに手を差し伸べた。スペイン『アス』が伝えている。 マドリーの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウは、現在大規模な改修工事を実施。そのため、再開を果たしたラ・リーガの残…

アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長が、ライバルのレアル・マドリーに手を差し伸べた。スペイン『アス』が伝えている。

マドリーの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウは、現在大規模な改修工事を実施。そのため、再開を果たしたラ・リーガの残り試合のホームの試合でスタジアムを使うことができない状況だ。

マドリーは、改修工事の影響に加え、無観客開催となることで大きなスタジアムを使う必要性がないことから、バルデベバスにあるクラブのトレーニング施設にあるアルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアムでホームゲームを行うと発表していた。

そんな中、リーグ再開に向けてマドリッド市内で行われたイベントに出席したアトレティコのセレソ会長は、マドリーが残りのホームゲームを、アトレティコのホームであるワンダ・メトロポリターノで行うという可能性について聞かれると「その返事はマスクを取ってからさせてくれ」と意気込み、「レアル・マドリーが我々の施設を自由に使えることができるということついては、誰も疑いようがないだろう。それは当然だ」とコメント。報道陣を含む周囲を驚かせた。

ちなみに、マドリーは1994年3月に、アトレティコの旧本拠地であるビセンテ・カルデロンでリーガの試合を行ったことがあり、スタジアムを貸し出した事例は過去にも存在している。

マドリーは残りの11試合の内6試合がホームゲームであるが、今のところワンダ・メトロポリターノを使用する予定はないようだ。