イングランドサッカー協会(FA)は11日、トッテナムのイングランド代表MFデレ・アリに対し、1試合の出場停止処分を科したことを発表した。対象試合は19日に行われるプレミアリーグ第30節マンチェスター・ユナイテッド戦となる。 デレ・アリは新型…
イングランドサッカー協会(FA)は11日、トッテナムのイングランド代表MFデレ・アリに対し、1試合の出場停止処分を科したことを発表した。対象試合は19日に行われるプレミアリーグ第30節マンチェスター・ユナイテッド戦となる。
デレ・アリは新型コロナウイルス(COVID-19)が蔓延し始めた2月、ヒースロー空港のラウンジで中国籍と思われる男性を無断で撮影し、スマートフォン向けの写真共有アプリ『Snapchat』で友人に短い動画を送っていた。
そして、その男性とともに消毒用のハンドウォッシュを映し「ウイルスは俺を捕まえるためにはもっと速く動かなければならない」とのキャプションを付けていた。この投稿が人種差別に当たると糾弾する声が多く上がり、批判に晒されていた。
デレ・アリはFAの決定を受け「改めて自分が起こした誤った行動に対し、お詫びを言いたい。今まで僕らが経験したことのないウイルスに対し、見当外れの冗談だった。僕は人種差別を受け入れない考えだ。FAが僕を人種差別主義者でないと判断してくれたことに感謝している。今後は行動や使用する言葉に注意し、他の人にどう受け止められるかを考えたい」と反省した。