スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―フェデラーが地下鉄でつり革を… 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しを見せ、緊急事態宣言も全面解除された。それでも、多くのスポーツイベントが再開するまで、しばらく時間がかかる。スポーツロスに…

スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―フェデラーが地下鉄でつり革を…

 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しを見せ、緊急事態宣言も全面解除された。それでも、多くのスポーツイベントが再開するまで、しばらく時間がかかる。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は男子テニスのロジャー・フェデラー(スイス)だ。2017年10月の上海マスターズ前に地下鉄に乗車した動画が話題に。微笑ましい庶民派シーンにファンから「キュート!!」と声が上がっていた。

 当時年収70億円とも言われ、コート上で数々の喝采を浴びてきた男の身は上海地下鉄にあった。ATPツアーは公式インスタグラムで「フェデラー in 地下鉄」の実際の動画を公開。文面に「上海ロレックスマスターズ行きフェデクスプレスをプリーズ!」と記されている。フェデラーは自動券売機で普通に硬貨を入れて購入。自動改札を通過すると、嬉しそうな表情でカメラに笑顔を見せていた。

 ホームでは居合わせたとみられるファンの記念撮影に応じながら、到着した地下鉄に乗車した。車内に立つフェデラー、つり革を掴むフェデラー。どれも、テニスファンにとっては新鮮なシーンとなっていた。この動画に対し、ハートをわしづかみにされた海外ファンから声が上がっていた。

「神に愛された男が、公共交通機関を利用している。愛すべきことだ!」
「例えば、もし彼がボストンの地下鉄に普通に乗っていると思うと、もう…」
「あのフェデラーが? 信じられない」
「おぉー! キュート!!」
「フェデラーはレジェンドだが、できた人間でもある」
「ラファ経由?」
「ロジャー・フェデラーは真のジェントルマン」

 ATP公式サイトの記事によれば「本当にいい経験だった」と振り返ったフェデラー。10代の頃は公共交通機関を使って大会に向かうことも普通だったという。(THE ANSWER編集部)