ロシア国内の一部から批判を浴びたトルソワ、アイスダンス選手が持論展開

 フィギュアスケートのアイスダンス選手、ティファニー・ザホースキが、アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)の移籍について「裏切り者というのは少し言い過ぎ」と語っている。ロシアメディアが報じている。

 トルソワはコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏の下を離れ、エフゲニー・プルシェンコ氏に師事することになり、ロシア国内で話題となった。これについてザホースキの言葉を紹介したのは、ロシア放送局「ロシアトゥデー」だった。

 英国出身のザホースキは、フランス、ロシアとカップルを組む相手の国の所属で大会に出場。ロシア国籍を取得し、土地ごとのフィギュアスケート界の現状を知るようだ。独占取材の様子を伝えた記事では「国を代表して、チャンピオンを育てるためのコーチには何が必要かという鋭い意見を語った」としている。ザホースキが感じたロシア国内の環境をこう紹介している。

「ロシアの人々は、アスリートに対して最大限のリスペクトを持って接してくれます。その中でもフィギュアスケート選手は最も尊敬されている職業です。またロシアはフィギュアスケート強豪国であるので、国内の競争レベルが極めて高いです。したがって、国際大会に出場すると、私たちは最高の結果を残せるのです」

 ここから話題はトルソワについて。記事では「トルソワが長年指導を受けてきたエテリ・トゥトベリーゼコーチから移籍したことについて、ロシアでは幅広く議論された。何人かの専門家は彼女のことを『裏切り者』とさえ呼んだ」と記されている。そしてこう付け加えた。

「選手とコーチの関係性の話になったとき、ザホースキはコーチを変更することが『デリケート』な問題であることを強調した。それは選手とコーチの両方が心を痛めるものであるが、選手全員に移籍する権利があるということも強調した」

ザホースキはコーチの心中にも配慮「コーチにとって苦痛を伴うものである」

 トルソワに限らず、移籍によって批判を受ける選手もいるというが、「権利がある」と強調。国をまたいで活躍してきたザホースキはこう語っている。

「非常にデリケートな問題です。なぜなら、コーチは基本的にすべてを選手に捧げているからです。しかし、自分のニーズにコーチが満たしていない時、より多くを達成できる他のコーチを探すことは、アスリートとして当たり前の行為です。

 選手が移籍することはコーチにとって苦痛を伴うものであると思います。しかし、裏切り者というのは少し言い過ぎだと思います。どんな人も移籍はします。人としてベストを掴むために、変化します。自分が進化するために何をすべきかを考える権利をアスリートは持っています」

 持論を述べたザホースキ。レベルアップに必要な時は移籍を決断することが常識だとしているようだ。(THE ANSWER編集部)