トップランク社が興行再開、第1試合ではロベイシがド派手なKO勝利 ボクシングの米興行大手・トップランク社は、新型コロナウイルスの影響で中断していた興行を9日(日本時間10日)から米ラスベガスのMGMグランドで再開。第1試合にはロンドン、リオ…

トップランク社が興行再開、第1試合ではロベイシがド派手なKO勝利

 ボクシングの米興行大手・トップランク社は、新型コロナウイルスの影響で中断していた興行を9日(日本時間10日)から米ラスベガスのMGMグランドで再開。第1試合にはロンドン、リオデジャネイロで五輪連覇したロベイシ・ラミレス(キューバ)が登場し、わずか54秒での衝撃TKO勝利を収めた。同社が実際のKOシーンを動画つきで速報している。

 ボクシングファンはこんな瞬間を待っていた。約3か月ぶりに行われた、トップランク社の興行。そのトップバッターとして登場したラミレスが鮮烈なKOで、ボクシング復活を印象付けた。

 初回いきなり攻勢に出るラミレス。サウスポースタイルでイェウリ・アンドゥハーをロープ際まで追い詰めると、強烈な左右のフックを連打。そして左をヒットさせ1度目のダウンを奪う。相手も立ってきたが、最後はハンマーのような強烈な左を右顎にヒットさせ、ダウンを奪うとレフェリーがすぐに試合を止めた。

 ド派手な秒殺劇となった興行再開初戦を、トップランク社の公式インスタグラムでは「ロベイシ・ラミレス、フルラウンド戦わずしてボクシングを派手に復活させる」と脚光を浴びせ、動画つきで公開。すると再開を待望していたファンからは歓喜の声が上がっている。

「やっとボクシングが帰ってきた。トップランクありがとう」
「すごくいい試合だった」
「あと何試合かやれば、この若き獅子はシャークル(・スティーブンソン)の次の対戦者になるかもしれない」
「この左は炎だ」
「世界はボクシングを必要としている」
「爆弾を放った」
「ボクシングを待っていた」
「こいつは本物。彼がのってきたら、どの選手にとっても脅威」
「ボクシングを待ち望んでいたかのような戦いだ」

 ラミレスは鳴り物入りでプロ転向したが、初戦でまさかの敗戦。だが2戦目以降はこれで3連勝とした。トップランク期待の星として、記念すべき復帰興行を大いに盛り上げた。(THE ANSWER編集部)