新日本プロレスは9日、大会再開に関するオンライン会見を開催し、6月15日から110日ぶりに大会を再開することを発表した。

菅林直樹会長は「全国で緊急事態宣言が解除されたことを受けて、スポーツ庁に助言を頂きながら、大会再開に向けたガイドラインを作成しました」と説明し、「試合に出場する全選手、レフェリー、リングアナウンサー、トレーナーに抗体検査を実施し、健康状態をチェックできる体制を構築しました」と話した。
その上で6月15日から、110日ぶりに大会を再開することを明かした。6月15日から17日、6月22日から24日、7月1日から3日に開催される試合については、無観客試合となり、放送、配信が行われる。
また、6月14日に予定していた大阪城ホール大会が、7月11日、12日に延期されることも発表。菅林会長は「大阪城ホール2連戦は、通常の3分の1となるが、お客様を入れた形での開催を予定しています」としている。

会見には、新日本プロレスのプロレスラー・棚橋弘至も出席し、「大会の中止が発表されるたびに、とても悲しくつらい思いを僕たちもしてきました。再開がもっと後になるんじゃないかなと思っていたので、6月15日、再開できるということで、本当にうれしく思います」と思いを語り、「この期間にたまったエネルギーを全部出して、選手全力で闘っていきます。これからみなさんに楽しんでいただける新日本プロレスの新しい形をつくっていきます。みなさん楽しみにしていてください」と呼びかけた。

新日本プロレスは2月26日の沖縄大会を最後に、3カ月以上53大会を中止していた。