大物プロモーターが会話を明かす「就任式に出席してもらいたいと言われた」 ボクシングの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が、母国の2022年大統領選に立候補することが明らかとなった。地元メディアが報じている。 パッキャオの大統領選…
大物プロモーターが会話を明かす「就任式に出席してもらいたいと言われた」
ボクシングの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が、母国の2022年大統領選に立候補することが明らかとなった。地元メディアが報じている。
パッキャオの大統領選立候補を報じたのは、フィリピン紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」だった。「アラム氏『パッキャオが大統領選に出馬する』と話した」の見出しで記事を掲載。米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが明かしたという。記事ではこうつづっている。
「WBA世界ウェルター級王者マニー・パッキャオが2022年の大統領選に出馬するというニュースが昨日(8日)話題となった。『ファイターとして初めての大統領になるのはマニー・パッキャオになるだろう。彼は私に話したんだ』とアラム氏が話したのである」
トップランク社と契約していたパッキャオは、アラム氏と言葉をかわしたという。記事によると、アラム氏は同紙の取材に対し「私は昨日、Zoomで彼と話した。『2022年の大統領選に立候補する。当選したらボブ、あなたに就任式に出席してもらいたい』と語っていたよ。神のおぼしめしがあれば彼は大統領になるさ」と語ったという。
2016年5月にはフィリピンの上院議員選挙に当選しているパッキャオ。貧しい農家出身で、母国で無料開放のボクシングジムを創設するなど、自身と似た境遇の選手を助けてきた。母国では「英雄」として絶大な人気を誇っている。同紙はパッキャオに直撃取材した内容をこう記している。
同紙が本人を直撃「ボブが言っちゃったの?」
「このニュースが話題を呼んだ昨日、フィリピンスター紙はパッキャオに直撃インタビューをした。パッキャオはアラム氏が沈黙を守れなかったことに驚いていたようだ。『ボブが言っちゃったの? 本当? もう!』とパッキャオは話した」
同紙には、パッキャオが事実を認めたかどうか記されていない。
フィリピン・ブキドノン州キバウェ出身で1995年1月にプロデビューした41歳は、フライ級からスーパーウェルター級まで10階級で試合経験があり、史上2人目の世界6階級制覇を達成した。2015年5月のフロイド・メイウェザー戦では判定負けしたものの、ファイトマネーは1試合で約184億円とも言われている。戦績は62勝39KO7敗2分けで、現在はWBA世界ウェルター級スーパー王座を保持。昨年7月に勝利を収めて以来、試合をしていない。(THE ANSWER編集部)