パンチを空振りした選手の行方に注目、慌てて試合を再開した様子は… ボクシングで勢い余ってリングから転げ落ちたシーンが再び脚光を浴びている。2011年6月7日の興行で、ウェルター級のヤシーン・エル・マチー(モロッコ)とジュニア・ウィッター(英…
パンチを空振りした選手の行方に注目、慌てて試合を再開した様子は…
ボクシングで勢い余ってリングから転げ落ちたシーンが再び脚光を浴びている。2011年6月7日の興行で、ウェルター級のヤシーン・エル・マチー(モロッコ)とジュニア・ウィッター(英国)が対戦。英衛星放送「スカイスポーツ・ボクシング」公式ツイッターが「選手はどこへ?」と動画を公開した。実況は「カメラに飛び込んだ」と注目しているようだ。
ボクサーがリングサイドにダイブした。リング中央で向かい合った両者。マチーが手首で「来い、来い」と挑発すると、ウィッターはパンチを放ちながら突っ込んだ。すると、マチーはまるで闘牛士のような体さばきでヒラリとかわす。拳が空を切ったウィッターはそのままロープの隙間を抜けてリング外へと消えていった。
慌ててリングに戻って試合再開。実況も「カメラに飛び込んだ」と興奮気味に語り、会場は騒然とした雰囲気となっているようだ。スローモーションのリプレー映像を見ると、背中から落ち、放送席やコーナーのカメラマンを直撃している。カメラを大事そうに抱えるスタッフの表情も驚きを隠せない様子だ。
9年前のこの動画を「スカイスポーツ・ボクシング」公式ツイッターは「ウィッターはどこへ? 彼が思っていたよりも少し早く、リングからいなくなってしまった」と公開。ファンからは「昨日もこの映像を見ていた(笑)」「彼は良い選手だし、彼のスタイルは見ていて楽しいんだけどな」とコメントが集まっている。
3分×3回の試合を、8人がトーナメント形式で行う変則的な興行「プライズ・ファイター」。この一戦は、この日3試合目となった決勝でマチーが判定勝ちを収めて優勝した。(THE ANSWER編集部)