ロマゴン戦の先にバンタム級転向か、エストラーダのトレーナーが展望語る ボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)がロマゴンとモンスターを標的にしている。将来的にバンタム級に転向し、WBAスーパー…
ロマゴン戦の先にバンタム級転向か、エストラーダのトレーナーが展望語る
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)がロマゴンとモンスターを標的にしている。将来的にバンタム級に転向し、WBAスーパー&IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)と対決するプランについてトレーナーが言及。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
スーパーフライ級で強さを見せつけるエストラーダ。現在の標的はWBA同級王者ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)だという。エストラーダを指導するトレーナー、アルフレド・カバジェロ氏は米スポーツ専門局「ESPN」スペイン語版でこう語っているという。
「我々は違ったエストラーダを見ることになる。エストラーダの階級であるスーパーフライ級で戦うことになる。最初の対決はライトフライ級まで落としたんだ。12、13歳以来の体重だったが、エストラーダは経験を積んだのだ」
2012年11月にWBA世界ライトフライ級タイトルマッチで王者・ロマゴンに判定負け。8月以降に開催する可能性が浮上しているロマゴンとのスーパーフライ級2団体統一戦にて、リベンジを見据えているようだ。
井上VSドネアをチェック「あの試合こそ我々が求めている挑戦」
ロマゴンを倒した先にさらなる目標がある。カバジェロ氏は「我々には依然としてバンタム級に上げて、イノウエと戦う可能性がある。彼は偉大なファイターだ」と話しているという。WBC世界スーパーフェザー級王者ミゲール・ベルチェット(メキシコ)も指導する同トレーナー。井上についてこう語っている。
「我々はノニト・ドネアとの最近の試合をすでに見ている。本当に気に入ったが、こういう試合こそが我々が求めている挑戦と言わざるを得ない。フアン・フランシスコは筋肉をつけてバンタム級に移れば偉大なファイターになるだろう。これまでとは違う準備をして前進している。最高の戦いがバンタム級でもできるだろう」
井上とドネアが死闘を繰り広げたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は、2019年の年間最高試合に選出された。米専門誌「ザ・リング」選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で3位に選出される井上。エストラーダ戦が実現すればPFP3位対8位のビッグマッチとなる。世界が注目するチャンピオン対決を、エストラーダ陣営も望んでいるようだ。(THE ANSWER編集部)