2016年のMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリ。Moto3クラスでは日本期待の尾野弘樹がキャリア初のポールポジションを獲得した。今回、35台がエントリーしているMoto3クラス。各所で集団になりながら、うまく間合いを見つけてタイム…
2016年のMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリ。Moto3クラスでは日本期待の尾野弘樹がキャリア初のポールポジションを獲得した。
今回、35台がエントリーしているMoto3クラス。各所で集団になりながら、うまく間合いを見つけてタイムを出し合うという予選が展開され、めまぐるしくトップが交代する激しいものとなった。
その中で、セッション中盤に1分56秒736をマークし、トップに立った尾野。その後ライバルの先行を許し順位を下げてしまうが、最後のタイムアタックをうまくまとめ切り、1分56秒443を記録。わずか0.086秒と僅差だったが、逆転でトップに立ち、Moto3参戦2年目にして嬉しい初ポールセッションを獲得した。
これには、スタンドで観戦していたファンからも大歓声があがり、チェッカー後のクールダウンラップでは手を振る尾野に対して、各スタンドが大声援をおくっていた。
このままポールポジションからのスタートといきたいところだったが、昨日のフリー走行でスローダウン走行のペナルティを取られてしまい、3グリッド降格が決定していた。そのため、記録上はポールポジションだが、明日は4番手スタートとなる。
とはいえ、今日の予選では最速タイムをマークし、さらにコースレコードも更新。明日の決勝での巻き返しに期待したい。
また21年ぶりに日本人女性ライダーとして参戦している岡崎静夏は今週末の自己ベストとなる2分02秒753をマークし34番手。その他の日本人ライダーでは鈴木竜生は25番手、佐藤励が35番手となった。
フリー走行に臨む岡崎静夏(10月14日)《撮影 吉田知弘》