ブラジル人サイドバックのダニエウ・アウベスは、5年前の6月6日、FCバルセロナの選手としてチャンピオンズリーグ決勝でユヴェントスを倒して欧州制覇を成し遂げた。【リーガ再開!バルサは久保マジョルカ戦。マドリーは乾エイバルと対戦!サッカー見るな…
ブラジル人サイドバックのダニエウ・アウベスは、5年前の6月6日、FCバルセロナの選手としてチャンピオンズリーグ決勝でユヴェントスを倒して欧州制覇を成し遂げた。
【リーガ再開!バルサは久保マジョルカ戦。マドリーは乾エイバルと対戦!サッカー見るならDAZN】
UEFAの公式サイトのインタビューで当時を振り返ったサンパウロ所属の選手は、当時のバルセロナを伝説のアメリカ人ボクサー、モハメド・アリのスタイルと比較して「私たちはモハメド・アリのように、蝶のように舞って、蜂のように刺した」と語った。
ダニ・アウベスはユヴェントスとの決勝戦の事を「すべて覚えている」と言い、「非常に特別な瞬間だったと同時に、個人的にもグループとしても非常に複雑な時期だったことを覚えている。人は、もう二度と三冠は取れないと思っていたし、取らせないように対戦相手を応援していた。できないだろうと思われていることを痛感していた。それでもネガティブなことは考えず、常に準備を怠らなかった。それが決勝戦でのバルサの秘密だ」と明かした。
■3回目のチャンピオン
ベルリンで、自身3度目のチャンピオンズリーグ優勝(2008-09, 10-11, 14-15)を果たしたブラジル人DFは、「信じられないような雰囲気だったし、ムードも信じられないようなものだった。我々は非常に集中していた。これこそが私がバルサで最も好きな瞬間だ。そして、自分が楽しんでいると、相手のチャンスなんて忘れてしまうんだ」と思いにふけた。
ピッチ上で何が起こったかを分析したアウベスは「非常にフィジカルな相手だったし、ポゼッションで勝たなければならないことはわかっていた。ボールを持たずに追っているだけでは相手は疲れてくる、どんなに強い相手でも関係ない。彼らが隙を見せた瞬間、我々は一瞬で攻撃を仕掛けた。私たちはモハメド・アリのように、蝶のように舞って、蜂のように刺した。決勝まで公平な勝ち上がりだったと思うし、3ゴールを奪って優勝をたくさん祝った」と、2008/09シーズン以来の3冠を達成したチームについて話している。
PSG、バイエルンと点の取り合いを制してきたバルサは、開始4分でイヴァン・ラキティッチのゴールで先制した。アウベスもこの得点は「不可欠だった」と認めている。「この手の試合はフィジカルよりも心理的なものが大きい。世界でも有数のチームと対峙していて、最初の4分、5分で点を取られると思うと、試合との向き合い方が違ってくる」
55分にアルバロ・モラタに同点ゴールを決めたれた時は「『我々はチームだ。心配するな、俺たちは続けていくぞ!カップは俺たちのものだ、俺たちのものだぞ!』とチームに言い聞かせた」ようだ。
アウベスの鼓舞もあり、バルサはスアレスのゴールで突き放し、アアディショナルタイムにネイマールの得点で駄目を押した。
クラブ通算5度目のヨーロッパタイトルを取ってから5年。バルサは、この夏6度目のタイトル獲得に臨む。