WBSS決勝を回顧「みんな4回も持たないと言ったが、井上に地獄を味わわせた」 昨年11月にボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で井上尚弥(大橋)と死闘を繰り広げた元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フ…
WBSS決勝を回顧「みんな4回も持たないと言ったが、井上に地獄を味わわせた」
昨年11月にボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で井上尚弥(大橋)と死闘を繰り広げた元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)。「咬ませ犬だったが、彼に地獄を味わわせた」と振り返るなど、37歳にして「フィリピンの閃光」は健在に自信を漲らせている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
「ドラマ・イン・サイタマ」と呼ばれたWBSSバンタム級頂上決戦。当時36歳のドネアは秒殺劇で王者を倒し続けてきた井上相手に勝ち目は薄いというのが、海外のブックメーカーなどの下馬評だった。
記事によると、PBCポッドキャストに登場したドネアは「私は咬ませ犬だった。みんな、自分が4ラウンドも持たないと言っていたが、彼に地獄を味わわせた。あれは気分が良かったよ。だから、ボクシング再開次第、タイトル獲得を目指しているんだ」と語ったという。
新型コロナウイルスの感染拡大により延期状態となっているボクシング界だが、5月16日に指名挑戦者としてWBC王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)とのタイトルマッチに挑むはずだったフィリピンの閃光は、闘志をたぎらせている。
「あのファイトで自分が手にした経験としては、まだ自分のタンクにはまだまだガソリンが残っているということだ。そういうものが前進するためのモチベーションであったり、ジムに通う刺激になるんだ」
余力はまだ残っている――。「惑星一のパンチャー」とも評され、10歳も若いモンスターとの激闘が37歳のドネアに絶大な自信を与えているようだ。(THE ANSWER編集部)