6月3日に34歳の誕生日を迎えた、ラファエル・ナダル(スペイン)。新型コロナウイルスがパンデミックの現状においては、「全米オープン」のために遠征することはしたくないという考えを明かした。【動画】ナダル 18年分のベストショットロイターによる…

6月3日に34歳の誕生日を迎えた、ラファエル・ナダル(スペイン)。新型コロナウイルスがパンデミックの現状においては、「全米オープン」のために遠征することはしたくないという考えを明かした。【動画】ナダル 18年分のベストショット

ロイターによると、ナダルは4日のZoom会見で記者からの質問に対し「もし今現在、ニューヨークへテニス大会に出場するために遠征したいかと聞かれたら、ノーと言うだろう」と答えた。一方で「2ヶ月後には分からない。その頃にはイエスと言えたらいいと思う」とも話した。

8月31日~9月13日に開催が予定されている「全米オープン」。運営側であるUSTA(全米テニス協会)は、正式な決断は「6月中旬から下旬に」発表するという見通しを示している。

あくまでも例年通りの場所と日程で開催を目指しているUSTAだが、ナダルは「ウイルスがどのように進展し、どのような状況になるのか、もっと多くの情報が得られるまで待つ必要があるだろう。ニューヨークはウイルスの影響を最も受けている場所の一つだ」と慎重な姿勢を見せている。

さらに現在、7月31日まで中断となっている男子のテニスツアー。これについてもナダルは、再開には厳しい課題があると考えているようだ。

「状況が十分に安全になり、あらゆる地域の選手が安全な状況で大会へ遠征できるようになるまでは、我々は復帰できない」「僕の考えでは、もし12月までにワクチンができるとしたら、今テニスに戻るべきではないと思う。リスクを冒すまでの価値はないと思う」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 アカプルコ」でのナダル

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)