ローマのFWカルレス・ペレスがクラブ公式メディアのインタビューに応じ、FCバルセロナでの過去と現在、そしてジャロロッソ(赤と黄/ローマの愛称)での将来を振り返った。 子供の頃から足元でのボール扱いに秀でていて、「いつもフォワードとしてプレー…
ローマのFWカルレス・ペレスがクラブ公式メディアのインタビューに応じ、FCバルセロナでの過去と現在、そしてジャロロッソ(赤と黄/ローマの愛称)での将来を振り返った。
子供の頃から足元でのボール扱いに秀でていて、「いつもフォワードとしてプレーしていた」と記憶している22歳の選手は、バルサとの出会いを話した。「2008/09のリーガ・エスパニョーラでのレアル・マドリー対バルセロナの6-2の試合が印象に残っている。家族でいつも一緒に観戦していた。子供の頃は1つのチームだけのファンではなかったが、家族全員がバルセロナ出身ということもあり、僕もファンになった」
そう考えると、彼のアイドルが「レオ(・メッシ)」だったのも頷ける。
カルレスは2008年から4年間をエスパニョールで過ごした。「あのステージは僕にたくさんの力と自信を与えてくれた。その時もプロになることを夢見ていた。目標はサッカー選手になることだった。バルサと契約することは、僕が求めていた目標でもあり、14歳の時に達成した」
今やローマのストライカーとなった選手は、バルセロナと契約したというニュースを聞いた時、「すぐに“信じられない”と反応した」と告白している。「エスパニョールのシャツを着て彼らと対戦した直後のことで、僕の2ゴールで3-1で勝利したんだ」
■メッシのサポートとチャビのアドバイス
カルレスはエリートになるためには家族のサポートが重要であり、元バルサのキャプテンで、現在はアル・サッドの監督を務めるチャビ・エルナンデスのアドバイスが最高だったと主張している。
「キャリアにおいて、最高のアドバイスは、経験豊富で献身的な選手からしか得られない。僕の場合は、チャビが与えてくれたものを選ぶ。『サッカーではすべては自分たち次第、誰も何も与えてくれない、すべてのゴールは自分の力を頼りに克服しなければならない』ということを言われた。レオ・メッシも僕や他の多くの若手にアドバイスをくれたが、僕の心に最も響いたのはチャビの言葉だった」
ペレスはバルセロナのファーストチームで初めてのトレーニングを行った日について、「試合後のセッションで、選手たちはリカバリーワークをしていて、僕らは試合に出ていなかった選手たちと一緒にプレーしたが、とても緊張した」
「エルネスト・バルベルデはすべての面で僕らを見ていたし、レオ・メッシや試合に出ていた他の選手も見ていたので、プレッシャーは非常に大きかった。テストを受けているようなものだった」と振り返っている。
■思い出のゲーム
バルサのファーストチームでのデビュー戦を思い返した。「2018-19リーグ最終戦のエイバル戦でのこと。70分に出場したが、僕が考える本当のデビューは、今シーズン(2019/20)2試合目のバルセロナ対ベティス戦のカンプ・ノウだ。先発で出場して5-2で勝利し、3-1とするゴールを決めた。忘れられない感動だった」
チャンピオンズリーグ・デビューは勝るとも劣らないものだった。彼はグループステージ最終節の敵地インテル・ミラノ戦で先発出場すると、先制ゴールを記録した。「サン・シーロのような伝説のスタジアムで、父と一緒にテレビで見ていたヨーロッパの名チームを相手に得点したのは夢の実現だった」
今年1月から始まったローマでの時間について、カルレス・ペレスは「中断までの最初の数ヶ月間の良い思い出がある」と語っている。「ここに来て、監督や同僚、ローマで働くすべての人たちのサポートを受けられたことは、とても幸せなことだと思っている。彼らのサポートは僕に大きな自信を与えてくれた。今回はずっとプレーできなかったのが残念だが、またやり続けようと思う」
カタルーニャのストライカーは、監督パウロ・フォンセカが信頼を寄せてくれていることに感謝している。「僕がここにいるのも、初めて話した時から彼が見せてくれた自信のおかげだ。非常に明快な考えを持っている人で、サッカーの知識も豊富で、相手をコントロールすることに長けていて、自分のスタイルで良いサッカーをしている」