新型コロナウイルス感染予防のため4月から約2ヶ月間、自宅待機を余儀なくされてきた高校生たち。学校によっては分散登校が始まった今も、高校フットボール部の大半は活動がほとんどできていない状態が続いている。

そんな中、大阪府の箕面自由学園高校ゴールデンベアーズと東京都の駒場学園高校ファイティングゴリラーズがプッシュアップ(腕立て伏せ)対抗戦をオンライン会議アプリ『ZOOM』を使って行った。

「自粛でフットボールの活動がほとんどできていない中、自宅でトレーニングを個々にしている選手たちのモチベーションを上げるにはどうしたらよいかを考えました」

企画発案者の箕面自由学園・小川道洋監督は、選手達を少しでも前向きな気持ちにしたいという思いからプッシュアップ対抗戦を思いついたという。

「先行きが見えない中で自宅トレーニングを行う期間が長くなると、どうしても選手たちのモチベーションが落ちてしまいます。何よりチームとして戦うということに飢えた状態になってしまっていたので、(プッシュアップ対抗戦は)いい企画だと思いました」

小川監督から提案を受けた駒場学園の信田潤一顧問は、チームとして活動がまったくできていない状況の中で、選手たちに一体感や連帯感を感じさせることができるのではと考えた。

小川監督と信田顧問は旧知の間柄。2017年1月に米国で行われたインターナショナルボウルでは一緒に高校日本選抜チームのコーチを務めた。そして、駒場学園の吉田博正監督と箕面自由学園の富田秀司・元監督は、日本体育大学時代の三学年違いの先輩・後輩で、大学卒業後にそれぞれ高校チームを創部したこともあり、両校は長く春に交流戦を持ってきた親交が深いチーム同士だ。

対戦は各ポジションの代表者が1分間に何回プッシュアップをできるかを競って勝敗を争う形で行われた。

「今後、駒場学園は関西のチームと、箕面自由学園は関東のチームと対戦していきたい」(箕面自由・小川監督/駒場学園・信田コーチ)と、両チームは輪を広げていきたい考えだ。5月下旬にはルールをカスタマイズして箕面自由学園対法政大学第二高校、駒場学園対立命館宇治高校が対戦した。

対戦の模様は、ハドルマガジン公式Youtubeチャンネルで公開しています。