セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は史上最高のテニスプレーヤーの一人だが、自己最高ランキング59位のアレクサンドラ・カダントゥ(ルーマニア)はグランドスラムで初めてセレナと出会った時に感じた驚き…

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は史上最高のテニスプレーヤーの一人だが、自己最高ランキング59位のアレクサンドラ・カダントゥ(ルーマニア)はグランドスラムで初めてセレナと出会った時に感じた驚きが1週間続いた、と語った。テニス関連ウェブメディアTennis World USAが伝えている。【動画】強烈ショットの連発 セレナのスーパーショット集

「人生で初めてグランドスラムに出場することになって、初めてグランドスラムのロッカールームに入って、初めてセレナを見たの。セレナは着替えていたんだけど、それを見て1週間、ずっと驚愕の中にいたわ。彼女は本当に大きかったの」と、カダントゥは言った。

「彼女を見て、そのプレーも動きも、信じられなかった」

カダントゥが見たのは、セレナが妊娠し出産する前だったが、セレナは常にツアーでも最強の女子選手として知られてきた。身体的に男性と同じぐらい強い、と言う人もいる。

セレナは以前のインタビューで、「男みたいに強いと言われるのは苦しかったわ。たくましい腕をしているし、力も強いせいね。姉のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とは違う、ビーナスは細くて背が高くて美しいわ。私は強くて筋肉質で――でも私は私で美しいのよ。ただ、全く違うだけで」と語っていた。

22歳の時、セレナはサイズ4(日本の9号、小さめのMサイズぐらい)の服が着られるまで減量するという目標を定めたことがあった。だが振り返って、彼女は本気ではなかったと思っている。

「だって、私がサイズ4になれるわけないわ!」

「なんでそんなことを考えたのかしら。これが私で、私の武器なのよ。でも今はそんな目標を持ったことも良かったと思ってる。娘のオリンピアに、私も苦しんだことがあったって教えてあげられるから」

「今では自分自身が気に入っているわ、外見も含めて。オリンピアが生まれた時、私にそっくりな腕をしていたけれど、それが悲しいとか、人がどう言うだろうと恐れる気持ちはなかった。ただ嬉しかったわ」

(テニスデイリー編集部)

※写真2020年「全豪オープン」でのセレナ

(Photo by Fred Lee/Getty Images)